NO. 697
坂名:あたご切通し
住所:東京都多摩市愛宕

今回は、多摩市愛宕にある「あたご切通し」について取り上げてみたいと思います。
場所は、小田急多摩線・小田急永山および京王相模原線・京王永山駅から北西に1.1kmのところにある多摩市立愛宕東公園に隣接している坂道です。

[坂上あたりの様子]


あたご切通し【NO.697】1
写真1

まずは坂上あたりの様子です。(写真1)
右側に多摩市立愛宕東公園があるという立地具合でした。

またここからは住宅は見えないですが、このあたりは多摩ニュータウンのエリア内ということもあり、整備感のある道路でした。
ちなみにこの道路は、今昔マップで古地図を見てみると、掲載されている一番古い明治39年の地図にも、今と同じ場所に記載がありました。
ただし昔はもっと道幅がせまくて峠道のような道路だったかもですが。

[中腹あたりの様子と坂名について]


あたご切通し【NO.697】2
写真2

中腹あたりまできて、坂上方向を見てみました。(写真2)
このあたりまでくると、切通し具合もわかりやすくて、カーブ具合も印象的でしたね。

あと坂名については、由来のようなことが書かれている案内板は現地にはなかったですけど、Googleマップや多摩市観光マップに「あたご切通し」という記載がありました。

なので、今回ナンバリングしたのは、暫定的な要素が強いですね。
でもこの感じならば、「あたご切通し坂」と言ってしまってもいいかなとは思いましたが、どうでしょうかね。

あたご切通し【NO.697】3
写真3

中腹あたりから坂下方向を見てみたものです。(写真3)
ますます切通し感が増していました。

正面に見えている橋は「切通し橋」というそうです。
ちなみにこの橋は、今昔マップで古地図も見てみると、昭和50の地図から記載がありました。

多摩ニュータウンは昭和46(1971)年から入居が始まっているので、年代的にもだいたいあってそうですね。

[坂下あたりの様子]


あたご切通し【NO.697】4
写真4

最後は坂下あたりの様子です。(写真4)
気がつけば、坂上からの高低差もなかなかでしたね。

このあたりはこれまでと違い、切通し感は少なかったです。
ということは、正面の切通し橋あたりが崖だったのか、それとも地形を削ったのか、どっちなんでしょうね。

ということで、すこし前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図:東京都多摩市愛宕


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