NO. 665
坂名:善太郎坂
住所:東京都八王子市丹木町+加住町

今回は、八王子市丹木町と加住町にまたがる善太郎坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、あきる野市のJR五日市線・東秋留駅とJR八王子駅の間くらい(どちらの駅からも4kmほど)にある創価大学に隣接している坂道です。
前回取り上げた天野坂【NO.664】からなら南西に徒歩6分ほどのところですね。

[坂下あたりの様子と坂名の由来について]


善太郎坂【NO.665】1
写真1

まずは坂下あたりの様子です。
写真1左右の道が新滝山街道で、そこから上っていく坂道でした。
あとは写真1でも見えているとおり、この交差点名は「善太郎坂下」となっていましたね。

善太郎坂【NO.665】2
写真2

「善太郎坂下」交差点のすぐそばには、坂名が書かれた石碑もありました。
由来については、八王子市のHPに記載があったので、いつものように抜粋させていただくとですね、
『丹木町三丁目から谷野町に向かう坂を「善太郎坂」といいます。昭和45年(1970年)ごろまで、坂下に洋画家の小島善太郎が住んでいたことに由来します。小島は「多摩梅咲く里 八王子」「八王子丹木の冬庭」「滝山城趾より多摩川を望む」など、八王子の風景画を描き残しています。』

画家さんの名前由来だったんですね。

ちなみに小島善太郎氏は1984年に亡くなっているので、坂名がついたのもそれ以降だと思われますね。

善太郎坂【NO.665】3
写真3

石碑のある側と反対側のほうには白峯山龍源寺も隣接していました。
公式HPなどはなく詳しい情報は得られなかったですが、創立は永禄年間(1558〜1570)頃らしいので、古くからあるお寺のようですね。

善太郎坂【NO.665】4
写真4

すこし坂道を上り、坂下方向を見てみたものです。
遠くには前回取り上げた天野坂【NO.664】もある滝山城跡の山並みも見えていましたね。

[中腹あたりの様子]


善太郎坂【NO.665】5
写真5

坂道は、写真5でいえば左側にカーブしながら上っていく、交通量の多い長い坂道でした。
車やバイク、自転車でここを走り抜けると気持ちいい感じの坂道でもありましたね。

善太郎坂【NO.665】6
写真6

さらにカーブ坂を上っていくと、傾斜もでてきて舗装は赤茶色の舗装になっていました。
また坂上あたりには渋いつくりの創価大学キャンパスを行き来するための陸橋も見えていましたね。

ちなみに創価大学といえば、ちょうどここを訪れた頃ですかね、アニメ制作会社のスタジオジブリの社長に鈴木敏夫氏が復帰したというニュースが流れていた時期で、前社長がこの創価大学の出身だったんですなあ、なんてことを思いながらこの坂道を調査した記憶はありますね。

[坂上あたりの様子]


善太郎坂【NO.665】7
写真7

やっとこ坂上あたりまでやってきました。
このすぐそばには創価大学の栄光門があるという立地具合でした。

結局、今回の坂道は坂下から坂上まですべて創価大学に隣接しているという具合で、そういう意味では今回の坂道も大学の開発と合わせて再整備された可能性も高く、全体的にのどかでいい雰囲気でしたね。

ということで、すこし前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図:東京都八王子市丹木町+加住町


関連リンク: