NO. 659
坂名:との坂、トノ坂
住所:東京都あきる野市二宮
今回は、あきる野市二宮にある「との坂」について取り上げてみたいと思います。
場所はJR五日市線・東秋留駅から北東に徒歩10分ほどのところにある坂道です。
前回取り上げたなしぬき坂【NO.658】からなら南東に徒歩4分くらいのところですね。

写真1
坂下あたりの様子です。(写真1)
写真1左右の道が五日市街道という立地具合でした。
坂道自体は緩やかで、写真1左側は崖地になっていました。
あとは写真1中央右側に見えていますけど、馬頭観世音もありましたね。
せっかくのなのでgoo辞書で馬頭観音について調べてみると、『宝冠に馬頭をいただき、忿怒 (ふんぬ) の相をした観音菩薩 (ぼさつ) 。魔を馬のような勢いで打ち伏せ、慈悲の最も強いことを表すという。江戸時代には馬の供養と結び付いて信仰されるようになった。』とありました。

写真2
坂上あたりの様子です。(写真2)
左側は分譲地があたらしくできていましたね。
ちなみにここには坂名の由来が書かれているような坂の碑はありませんでしたが、秋川市地名考に記載があったので、いつものようように抜粋させていただくとですね、
『平井川を渡った五日市街道は、大きく左にカーブして、また、右に曲って二宮の街へ入っていく。その右へ曲る所から左の方へ、段丘面をなだらかにのぼっていく坂を「との坂」といっている。(略)。昭和の初期の五日市街道の改修工事で、坂の長さは短くなったという。坂をのぼっていく左手の雑木林は「トノ山」とよばれていて、「トノ山」を横切る坂だから「トノ坂」とよばれたという。』
とありました。
「坂をのぼっていく左手の雑木林」ということは、写真2でいえば、右側がそうだったみたいですね。
あとは今昔マップで古地図も見てみると、掲載されている一番古い明治39年の地図にも今と同じ場所に記載があるので、写真2の坂道風景からは想像しにくいですが、かなり古くからあるようですね。
ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図:東京都あきる野市二宮
関連リンク:
坂名:との坂、トノ坂
住所:東京都あきる野市二宮
今回は、あきる野市二宮にある「との坂」について取り上げてみたいと思います。
場所はJR五日市線・東秋留駅から北東に徒歩10分ほどのところにある坂道です。
前回取り上げたなしぬき坂【NO.658】からなら南東に徒歩4分くらいのところですね。
[坂下あたりの様子]

写真1
坂下あたりの様子です。(写真1)
写真1左右の道が五日市街道という立地具合でした。
坂道自体は緩やかで、写真1左側は崖地になっていました。
あとは写真1中央右側に見えていますけど、馬頭観世音もありましたね。
せっかくのなのでgoo辞書で馬頭観音について調べてみると、『宝冠に馬頭をいただき、忿怒 (ふんぬ) の相をした観音菩薩 (ぼさつ) 。魔を馬のような勢いで打ち伏せ、慈悲の最も強いことを表すという。江戸時代には馬の供養と結び付いて信仰されるようになった。』とありました。
[坂上あたりの様子と坂名の由来について]

写真2
坂上あたりの様子です。(写真2)
左側は分譲地があたらしくできていましたね。
ちなみにここには坂名の由来が書かれているような坂の碑はありませんでしたが、秋川市地名考に記載があったので、いつものようように抜粋させていただくとですね、
『平井川を渡った五日市街道は、大きく左にカーブして、また、右に曲って二宮の街へ入っていく。その右へ曲る所から左の方へ、段丘面をなだらかにのぼっていく坂を「との坂」といっている。(略)。昭和の初期の五日市街道の改修工事で、坂の長さは短くなったという。坂をのぼっていく左手の雑木林は「トノ山」とよばれていて、「トノ山」を横切る坂だから「トノ坂」とよばれたという。』
とありました。
「坂をのぼっていく左手の雑木林」ということは、写真2でいえば、右側がそうだったみたいですね。
あとは今昔マップで古地図も見てみると、掲載されている一番古い明治39年の地図にも今と同じ場所に記載があるので、写真2の坂道風景からは想像しにくいですが、かなり古くからあるようですね。
ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図:東京都あきる野市二宮
関連リンク: