NO. 650
坂名:三井坂
住所:東京都品川区戸越

今回は品川区戸越にある三井坂について取り上げてみたいと思います。
場所は都営浅草線・戸越駅から東へ徒歩7分ほどのところにあります。
前回取り上げた八幡坂【NO.649】からなら、東へ徒歩2分ほどのところでした。

[坂下あたりの様子と坂名の由来について]


三井坂【NO.650】1
写真1

まずは坂下あたりの様子です。(写真1)
まっすぐな坂道で、ここからも坂上あたりが見えていました。

この背後には全長約1.3kmにわたる関東有数の長さを誇るといわれている戸越銀座商店街があるという立地具合でしたね。

ちなみにここには坂名の由来が書かれているような坂の碑はなかったのですが、品川区のHPに記載があり、『戸越公園 ・戸越小学校 ・ 文庫の森(国文学研究資料館跡地)等この辺一帯は 、かつて三井農園・三井文庫があったところであり、この名称はそのためです。現在坂の途中にある民家の塀に、 昭和2年11月に建てられた「三井坂」の小石標が残されています。』とありました。

三井農園・三井文庫というとおり、このあたりにはかつての三井財閥の土地があったようですね。
そのあたりの土地の記憶は、この坂道から南に徒歩2分ほどのところにある文庫の森(旧三井文庫)に今でもすこし残っているようでしたね。

[坂上あたりの様子]


三井坂【NO.650】2
写真2

坂上あたりの様子です。(写真2)
道幅が狭めで、樹木の存在もあってか独特な雰囲気でしたね。

なおこの日は、由来説明にもあった「三井坂」と書かれた小石標も探してみたんですけど、見つからなかったですね。

ということで、すこし前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図:東京都品川区戸越


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