とある街の風景443
住所:東京都国分寺市西恋ケ窪

今回は、JR西国分寺から北東に200mほどのところにある東福寺を訪れたときのことなど。

[東福寺の階段]


東福寺の階段と恋の鐘1
写真1

東福寺は、前回取り上げた今は存在しない坂道である阿弥陀坂【NO.645】の記事でもすこし触れましたけど、Googleマップでは境内に「傾城の松・一葉松(三代目)」のピンが立っていたので立ち寄ってみると、この地の高低差を生かした雰囲気のある階段がありましたね。(写真1)

東福寺の由緒については、公式HPによれば『開山は今から遡りますこと七百余年前の鎌倉時代初期と伝えられ、戦国時代の享禄元年(1528年)に中興 江戸時代前期の元和七年(1621年) 享保十年(1725年)に再興されました』とのこと。

古くからあるお寺のようでしたね。

ちなみに、ここを歩いたときは「傾城の松・一葉松(三代目)」がどれなのかわからなかったんですけど、お寺のHPの説明によれば写真1の階段の右側にある松がそれのようですね。
ただこの松が昔からここにあったのかは不明です。

なおこの松は、東福寺に伝わる源平の騒乱期の武将(畠山重忠)と遊女(夙妻太夫)の悲恋物語の伝説とも縁があるようですね。

[本堂と恋の鐘]


東福寺の階段と恋の鐘2
写真2

階段上に本堂がありました。(写真2)

そして、写真2の右側にピンク色のオブジェのようなものが見えていますけど、こちらが「恋の鐘」ですね。
現地には案内看板もあって、『全国でも珍しい「恋」のつく地名 恋ヶ窪の地をお守りして七百年あまり、どうぞ「恋の鐘」を鳴らしてお参りください。かぎしっぽの猫は幸福をひっかけると云われています。ご参拝の皆様に良縁をお祈りします。とありました。』

恋の鐘は福猫をモチーフとしたものだそうです。
遠くからみるとその感じもわかりますね。

ちなみに、東福寺のHPには恋の鐘に関する特設サイトもあって、​恋のパワースポットであるとも書かれていました。(^^)

あと、ここからは妄想話になりますけど、現地で「恋の鐘」を初めてみたときは、アニメ鬼滅の刃に登場する恋柱(甘露寺蜜璃)のことを思い出してしまいましたね。
「恋の鐘」の色もピンクだし、場所もお寺でしたからね。(^^)
ただ、調べた感じでは恋柱とはとくに関係はなさそうでしたけど、特設サイトの雰囲気や「恋の鐘」が設置されたのが2018年頃みたいなので、もしかしたら鬼滅の刃の恋柱を意識してのものなのかなとも妄想してみたり。

ということで、すこし前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図:東京都国分寺市西恋ケ窪


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