住所:兵庫県芦屋市岩園町+西宮市深谷町

前回取り上げた「岩園町の市境あたりの急坂」からすぐのところにすごい坂道があったので、今回はそのときのことなど。

[芦屋市と西宮市の市境の急坂]


神戸水道路沿いの芦屋市と西宮市の市境の急坂1
写真1

前回取り上げた「岩園町の市境あたりの急坂」の坂上から東に徒歩1分以内にあった坂道です。(写真1)
こんなところに、すごい坂道があったとはという感じでしたね。

ちょうど僕が立っているあたりが芦屋市と西宮市の市境で、眼下に見えているのは西宮市の街並みですね。
高低差がすごいので眺望もよかったですね。

神戸水道路沿いの芦屋市と西宮市の市境の急坂2
写真2

写真1ではわかりにくかったですけど、坂上あたりは階段もありました。(写真2)
側道もあって、自転車ぐらいなら通れそうだったので、スマホの角度傾斜計アプリで測ってみると、41.0%(22.3°)とでましたよ。

[中腹あたりの傾斜がすごい]


神戸水道路沿いの芦屋市と西宮市の市境の急坂3
写真3

中腹あたりから坂下方向見てみたものです。(写真3)
このあたりから車も通れるつくりになっていました。

そして写真3の手前はかなり急だったので、こちらもスマホの角度傾斜計アプリで測ってみると、なんと38.5%(21.1°)とでましたよ。
これは、以前に「坂サミット」というイベントで一緒に出演したこともある急坂マニアの坂ミシュランさんのサイトを参考にしてみると、どうやら現段階で全国傾斜ランキングでは2位という急傾斜具合のようですね。
あの急坂の聖地といわれる大阪〜奈良の暗峠よりわずかにきついという具合のようですよ。

いやはやこんな身近なところにあったとは。(^^) 

[坂下あたりの様子]


神戸水道路沿いの芦屋市と西宮市の市境の急坂4
写真4

坂下あたりの様子です。(写真4)
急坂の割にけっこう距離はありましたね。


なお一番きついところの次にきつい部分の傾斜もスマホの角度傾斜計アプリで測ってみたところ、25.1%(14.1°)とでました。

ちなみにこの坂道は、前回取り上げた「岩園町の市境あたりの急坂」と同じく、今昔マップで古地図も見てみると、掲載されている一番古い昭和4年の地図にも今と同じ場所に記載があり、古地図には「神戸水道路」とありました。

なので、この傾斜と眺望は昔からこんな感じだった可能性は高いですね。

神戸水道路沿いの芦屋市と西宮市の市境の急坂5
写真5

写真4の右側も見てみました。(写真5)
この道路は「北夙川通り」で、こちらは新しくできたもので、現在の芦屋市と西宮市をつなぐ道路でしたね。

神戸水道路沿いの芦屋市と西宮市の市境の急坂6
写真6

最後は写真4の背後の様子など。(写真6)
このあたりで、古くからある「神戸水道路」と新しい「北夙川通り」が合流していました。

そして、ここから奥に続く道路は「北夙川通り」でもあり「神戸水道路」でもあるということになるようでしたね。

ということで、今回はこんな感じです。

地図:兵庫県兵庫県岩園町+西宮市深谷町


関連リンク:
→  岩園町の市境あたりの急坂/芦屋市岩園町 - 東京坂道さんぽ