芦屋市立美術博物館でヨドコウ迎賓館(旧山邑家)発掘調査速報展がやっていたので見てきました。
写真1
正確には『ヨドコウ迎賓館竣工100周年記念事業「令和5年度芦屋市内遺跡発掘調査速報展」』というらしいですけど、芦屋市立美術博物館にて発掘調査速報展がやっていたので、散歩のついでに見てきました。(写真1)
芦屋市立美術博物館は名前のとおり、館内に美術館と博物館の機能が一緒になっている施設で、この日は館内の美術品も見つつという感じでしたね。
写真2
美術品が並ぶところとは別の場所にある歴史資料展示室にて、発掘調査速報展がやっていましたね。(写真2)
写真2は、たしかここだけ写真OKのはずだったので、何枚か撮ったうちの一枚です。
芦屋のヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)といえば、2024年5月17日に開催された文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て、敷地全体が重要文化財に追加指定されることが決定したことは知られているとは思いますけど、今回の展示はそれと関係するもののようでしたね。
展示内容については、芦屋市立美術博物館のHPに説明がわかりやすかったので、抜粋させていただくとですね、
『ヨドコウ迎賓館の敷地内東側には本来、温室や使用人の住居、倉庫と、主屋と温室を繋ぐ渡り廊下など、様々な付属建物があったことが1925(大正14)年刊行の雑誌『新建築』からわかっています。それら付属建物は、1963(昭和38)年の県道精道奥山線の拡幅や戦後の住宅建築によって姿を消してしまいました。令和5年度に行われた敷地内の発掘調査によって、付属建物や滝、池などの遺構が見つかりました。本展では、発掘調査で見つかった出土品や遺構の写真を展示し、創建時の建物の様子を紹介します。』
なので、写真1に写っている石のようなものが出土品らしいです。
写真3
現地の位置図もありましたね。(写真3)
オレンジ色のところが発掘箇所で、県道精道奥山線といえば、前に取り上げたライト坂【NO.467】のところなので、坂道に面した側にあったみたいですね。
なるほどなるほど。
ちなみに、発掘調査速報展は明日(8月25日)までやっているとのことなので、気になる方はまだ現地で見れますよ。
写真4
最後は芦屋市立美術博物館の南側を走っている臨港線の様子でも。(写真4)
ここ数日、芦屋の埋立地での話をしましたけど、かつての海岸線はこのあたりだったんですよね。
写真4右側に芦屋市立美術博物館があるんですけど、そちらまでがかつての陸地だったみたいです。
なおこのあたりの地霊的な話は、以前にブログの記事(記事名:芦屋浜埋め立て地の階段と谷崎記念館)で書いてますのであわせてよかったら。
ということで、今回はこんな感じです。
地図:兵庫県芦屋市伊勢町
関連リンク:
→ ライト坂【NO.467】/ヨドコウ迎賓館とフランク・ロイド・ライト/芦屋市山手町 - 東京坂道さんぽ
→ 芦屋浜埋め立て地の階段と谷崎記念館 /芦屋市伊勢町 - 東京坂道さんぽ
→ 潮風通りの坂道と海/芦屋市南浜町 - 東京坂道さんぽ
→ ヨドコウ迎賓館竣工100周年記念事業 「令和5年度芦屋市内遺跡発掘調査速報展」 -芦屋市立美術博物館
→ 当館の敷地全体が重要文化財指定へ – ヨドコウ迎賓館
[発掘調査速報展について]
写真1
正確には『ヨドコウ迎賓館竣工100周年記念事業「令和5年度芦屋市内遺跡発掘調査速報展」』というらしいですけど、芦屋市立美術博物館にて発掘調査速報展がやっていたので、散歩のついでに見てきました。(写真1)
芦屋市立美術博物館は名前のとおり、館内に美術館と博物館の機能が一緒になっている施設で、この日は館内の美術品も見つつという感じでしたね。
写真2
美術品が並ぶところとは別の場所にある歴史資料展示室にて、発掘調査速報展がやっていましたね。(写真2)
写真2は、たしかここだけ写真OKのはずだったので、何枚か撮ったうちの一枚です。
芦屋のヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)といえば、2024年5月17日に開催された文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て、敷地全体が重要文化財に追加指定されることが決定したことは知られているとは思いますけど、今回の展示はそれと関係するもののようでしたね。
展示内容については、芦屋市立美術博物館のHPに説明がわかりやすかったので、抜粋させていただくとですね、
『ヨドコウ迎賓館の敷地内東側には本来、温室や使用人の住居、倉庫と、主屋と温室を繋ぐ渡り廊下など、様々な付属建物があったことが1925(大正14)年刊行の雑誌『新建築』からわかっています。それら付属建物は、1963(昭和38)年の県道精道奥山線の拡幅や戦後の住宅建築によって姿を消してしまいました。令和5年度に行われた敷地内の発掘調査によって、付属建物や滝、池などの遺構が見つかりました。本展では、発掘調査で見つかった出土品や遺構の写真を展示し、創建時の建物の様子を紹介します。』
なので、写真1に写っている石のようなものが出土品らしいです。
写真3
現地の位置図もありましたね。(写真3)
オレンジ色のところが発掘箇所で、県道精道奥山線といえば、前に取り上げたライト坂【NO.467】のところなので、坂道に面した側にあったみたいですね。
なるほどなるほど。
ちなみに、発掘調査速報展は明日(8月25日)までやっているとのことなので、気になる方はまだ現地で見れますよ。
[臨港線の様子]
写真4
最後は芦屋市立美術博物館の南側を走っている臨港線の様子でも。(写真4)
ここ数日、芦屋の埋立地での話をしましたけど、かつての海岸線はこのあたりだったんですよね。
写真4右側に芦屋市立美術博物館があるんですけど、そちらまでがかつての陸地だったみたいです。
なおこのあたりの地霊的な話は、以前にブログの記事(記事名:芦屋浜埋め立て地の階段と谷崎記念館)で書いてますのであわせてよかったら。
ということで、今回はこんな感じです。
地図:兵庫県芦屋市伊勢町
関連リンク:
→ ライト坂【NO.467】/ヨドコウ迎賓館とフランク・ロイド・ライト/芦屋市山手町 - 東京坂道さんぽ
→ 芦屋浜埋め立て地の階段と谷崎記念館 /芦屋市伊勢町 - 東京坂道さんぽ
→ 潮風通りの坂道と海/芦屋市南浜町 - 東京坂道さんぽ
→ ヨドコウ迎賓館竣工100周年記念事業 「令和5年度芦屋市内遺跡発掘調査速報展」 -芦屋市立美術博物館
→ 当館の敷地全体が重要文化財指定へ – ヨドコウ迎賓館