とある街の風景430
住所:東京都豊島区西池袋

今回は、豊島区西池袋という池袋駅からも程近い場所にある「自由学園 明日館」に立ち寄ったときのことでも。

[自由学園 明日館]

池袋の自由学園 明日館への道:F.L.ライトの小路1
写真1

自由学園 明日館の様子です。(写真1)
池袋駅の西口からなら南西に徒歩7分くらいの場所にありました。
またタイトルにも”目白”とつけているとおり、ここはJR目白駅からも同じくらいの時間でこれますね。

自由学園 明日館については、大学生時代にまちづくり計画&建築設計のような授業で対象地の池袋の調査をしたときに知って、その後も何度か訪れてはいる場所なんですけど、気がつけばブログではまだ取り上げていなかったんですよね。
てっきりだいぶ前というか初期の頃に取り上げていたような気がしていたんですけどね。(汗)

ちなみに「自由学園 明日館」といえば、アメリカの建築家であるフランク・ロイド・ライトの設計で知られていて、ライトが関わった建物は国内でも数件ほどしかないんですよ。
そういう意味でも貴重な建物ではありそうですね。

また自由学園 明日館の公式HPにもこの建物のことが触れられていたので、一部抜粋させていただくとですね、
『自由学園明日館は1921年(大正10)、羽仁もと子、吉一夫妻が創立した自由学園の校舎としてアメリカが生んだ巨匠フランク・ロイド・ライトの設計により建設されました。明日館建設にあたり羽仁夫妻にライトを推薦したのは遠藤新。帝国ホテル設計のため来日していたライトの助手を勤めていた遠藤は、友人でもある羽仁夫妻をライトに引きあわせました。夫妻の目指す教育理念に共鳴したライトは、「簡素な外形のなかにすぐれた思いを充たしめたい」という夫妻の希いを基調とし、自由学園を設計しました。』
とありました。

なお自由学園 明日館は一般にも開放されていて、毎月第3金曜日には夜間見学も開催されているそうです。

[F.L.ライトの小路]

池袋の自由学園 明日館への道:F.L.ライトの小路2
写真2

「自由学園 明日館」については、とりあえずこれくらいにしておいて、今回は地図(Googleマップ)をみていて気がついたんですけど、自由学園 明日館の前の道路は「F.L.ライトの小路」という愛称がつけられていたんですね。(写真2)

写真2は、写真1の右側を見ていて、こちらが「F.L.ライトの小路」ということみたいです。
しかも詳しく見てみると、「F.L.ライトの小路」はここから南にあるJR目白駅の駅前まで続いていました。
徒歩でいうと7分くらいですね。

ちなみに”F.L.ライト”というのは、自由学園 明日館の設計者でもあるフランク・ロイド・ライトのことです。
さらに詳しく調べてみると、「三春のときどき通信」というブログの2005年7月の記事に、命名に関わった方の一文があり『三春堂ショップの前の道が、明日館へ通じる道として「F.L.ライトの小路(こみち)」という名称が豊島区に正式に認められました。この名称は2002年に目白のギャラリーが集まってマップを作ることになった時、通りに愛称をつけることを提案して、私は愛称という軽い気持ちでダイソレタ「F.L.ライトの小路」とつけてしまいました。(小路となっているのは、刊行予定になっていた私の写真集のタイトルが「三春の小路 めじろ、わたしの猫たち」となっていたからです)そんな無責任な思いつきが、そのあと予想外の展開で正式になってしまったという不思議な成り行きに巻き込まれています。まだなんの表示もありませんが、これから通り名にふさわしい楽しみながら散策できる綺麗な小路になるように、通りの方たちと協力していこうと思っています。なかなか大変なことと思いますので、皆様の応援をよろしくお願いいたします。』

なるほどですね。

とにかく目白駅の駅前にもいい坂道はいくつかあるので、またそのうち、「F.L.ライトの小路」もすべて歩いてみたいですね。

ということで、少し前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

あ、あと今回からテストがてら「とある街の風景」のナンバリングをタイトルから外して、記事内にて表示させてみることにしましたのであしからず。

地図:東京都豊島区西池袋


関連リンク:  
→  池袋の隠れた名所、池袋乱歩通り商店街/豊島区西池袋+池袋 - 東京坂道さんぽ
→  重要文化財 自由学園明日館
→  明日館の折り紙建築ができました! _ 三春のときどき通信