住所:東京都練馬区大泉町

今回は、前回取り上げた別荘坂【NO.627】からすぐの場所に「中里の富士塚」という富士塚があったので、立ち寄ってみました。

[中里の富士塚の様子]


中里の富士塚の高低差と眺め1
写真1

「中里の富士塚」の様子です。(写真1)
まず場所ですが、中里の富士塚は前回取り上げた別荘坂【NO.627】から北に200mほどのところにある大泉八坂神社のすぐ東側にありました。
最寄り駅でいえば、都営大江戸線・光が丘駅から北西に2.3kmほどですかね。

なお最寄り駅はかなり遠いですけど、このあたりは将来的に都営大江戸線の延伸が光が丘駅から進めば、近くに都営の駅もできて、この界隈も便利になるかもとも言える場所ですね。

それはさておき、写真1は中里の富士塚と富士塚登山道の入口あたりを一緒に撮ってみたものです。

かなり大きな富士塚でしたね。

現地には、写真1でも見えているとおり案内板もありましたが、練馬区のHPにも中里の富士塚のページがあり、そちらのほうがわかりやすいので、抜粋させていただくとですね、
『富士講がさかんになり、富士山に似せた富士塚が各地に築かれました。富士塚に登拝すると、実際に富士山に出かけたのと同じ御利益があるとされていました。中里の富士塚は、南側基部よりの高さが12メートル、径が30メートルあり、区内でも大きな部類に入ります。石碑の年記や言い伝えなどから、明治初期に丸吉講によって築かれたと言われていますが、文政5年(1822年)の石碑があることから江戸時代すでにその原型があったと思われます。合目石に沿って頂上まで登ると、36基の石造物があります。中でも道祖神の碑は、区内で唯一のものです。現在でも地元富士講によって毎年行事が行われています。』
とありました。

高さは12mもあったんですね。

[中里の富士塚からの眺め]


中里の富士塚の高低差と眺め2
写真2

恐る恐る登り、なんとか頂上まできて麓あたりを見てみました。(写真2)
手すりはなく、道幅も狭かったので、かなり怖かったですね。

でも実際に富士山に出かけたのと同じ御利益があるらしいので、頑張ったかいはありましたね。

中里の富士塚の高低差と眺め3
写真3

写真2と同じ位置より、遠くの景色を眺めてみたものなど。(写真3)

遠くの丘の上とだいたい同じ高さみたいでしたね。

また方角的には南向きなので、正面の傾斜地のどこかに、前回取り上げた別荘坂【NO.627】もあるようでしたね。

中里の富士塚の高低差と眺め4
写真4

最後は富士山がある方向も見てみました。(写真4)
このときは葉っぱが多くて、眺望どころではなかったですけど、冬なら、もしかしたらこれだけの高さですし、葉っぱもないはずなので富士山もタイミングがあえばみえるかもしれないかもですね。

ということで、今回はこんな感じです。

地図
東京都練馬区大泉町

関連リンク:  
→  別荘坂【NO.627】/練馬区大泉町 - 東京坂道さんぽ
→  中里の富士塚 (なかざとのふじづか):練馬区公式ホームページ
→  都営大江戸線延伸(光が丘〜大泉学園町):練馬区公式ホームページ