NO. 627
坂名：別荘坂
住所：東京都練馬区大泉町

今回は練馬区大泉町にある別荘坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、都営大江戸線・光が丘駅から北西に2ｋｍほどのところにある練馬区立・清水山の森に隣接している坂道です。

[坂下あたりの様子と橋]


別荘坂【NO.627】1
写真1

まずは坂下あたりの様子など。（写真1）
写真1でも写っている別荘橋から左にゆるくカーブしながら上っている坂道でした。

ちなみにここには坂名の由来が書かれているような坂の碑はありませんでした。
由来についても、特にこの坂道ついて触れているものはないのですが、どうやら写真1でも見えている坂下にある別荘橋に通じる坂道だからということみたいですね。

なお別荘橋という名前は変わっていますけど、この橋の名前の由来については、練馬区のHPに記載があり、『橋の名は「別の荘氏の橋」という意味で、元禄時代まで村名主だった荘一族と、後に帰村した荘氏が異なることに由来すると言われています。現在も橋のたもとには、地蔵像と庚申塔をまつったほこらがあります。』とありました。

近くには地蔵像と庚申塔もあったんですね。

[中腹あたりの様子]


別荘坂【NO.627】2
写真2

中腹あたりの様子です。（写真2）
けっこうな高低差があり、カーブ具合も印象的でしたね。

なおこの途中には「長久保道」と書かれた案内板もありました。
どうやらこの道は長久保道という古道でもあるようですね。

[坂上あたりの様子]


別荘坂【NO.627】3
写真3

坂上あたりの様子です。（写真3）

舗装が赤茶色のもので、なんとなく新しく見えますけど、よくみるとなんとなくくねくねしていて、古い坂道によくある形状で、その証拠に今昔マップで古地図も見てみると、掲載されている一番古い明治42年の地図にも今と同じ場所に記載があるので、やはり古くからある坂道のようでしたね。

なお写真3右側は練馬区立・清水山の森という公園で、東京23区唯一の大規模なカタクリ群生地になっているとのこと。

ということで、今回はこんな感じです。

地図
東京都練馬区大泉町

関連リンク： 　
→　　白子川・別荘橋 ：練馬区公式ホームページ
→　清水山の森：練馬区公式ホームページ