住所:東京都西多摩郡日の出町平井

西多摩郡日の出町の塩澤山・寶光寺の境内には鹿野大佛があるのですが、それがよく見える坂道がよかったので、今回はそのときのことなど。

[鹿野大佛と鹿の湯が見える坂道]


塩澤山寶光寺の鹿野大佛が見える坂道1
写真1

塩澤山・寶光寺の境内にある坂道です。
けっこうな急坂でしたね。

そして寶光寺は前回の記事(記事名:「塩澤山 寳光寺」の坂道と階段)でも取り上げましたけど、境内にはなんと鹿野大佛という全高18mもある巨大な大仏があったんですよ。(写真1)

写真1でいえば、中央左上に見えてますよね。
ここからだとかなり小さく見えてますけど。

あと、この坂道の正面奥左側あたりには日の出町指定史跡 「鹿の湯」もあるみたいでしたね。
この写真を撮ってから気がついたんですけどね。

寳光寺のHPに鹿の湯について説明があったので、抜粋させていただくとですね、
『ここにご開山様が鉱泉を発見した時のお話があります。ある日、一頭の鹿がご開山様の草庵前を行き来していたそうです。その鹿をよく見ると、なんと足に怪我をしていました。鹿は次の日も、その次の日も同じように行き来を繰り返していたためご開山様は不思議に思って後をつけました。すると、鹿は草庵の北側の谷間に湧き出る泉で傷ついた足を癒していたというのです。暫くすると鹿は怪我も治り山へ消えていったそうです。ご開山様はこの泉を「鹿の湯」と命名し、怪我で苦しんでいる人のために草庵を建て、浴室を作ったそうです。そして、この評判が人から人へ伝わり、多くの人が来るようになりました。この「鹿の湯」は怪我や皮膚病によく効くとされ、明治のころまで大変繁盛し、多摩七湯の一つとしても有名だったそうです。現在「鹿の湯」湯元跡には大きな樫の木が立ち、祠には「鹿之湯大権現」を祀っています。』

今も湯が出るかは不明ですけど、お寺の境内にあるという点で、かなり珍しい存在なのかもしれないですね。

[鹿野大佛について]


塩澤山寶光寺の鹿野大佛が見える坂道2
写真2

境内には、展望台のようなところもあり、写真2はそこから鹿野大佛を見てみたものです。(写真2)
大きいですね。

公式HPによれば、『大佛は青銅製で山形鋳物で有名な山形市内の鋳造業者が1000年前の技術を用い、数多くの匠たちの手により平成30年(2018年)完成いたしました。』とのこと。
どうりで新そうに見えたわけですね。

ちなみに鹿野大佛は一般公開されているんですけど、この日は受付終了直後にきてしまったため、間近ではみることはできなかったです。😅
またいつか来ることでもあれば、今度こそしっかり見てみたいですね。

あと、これは地図に書いてあって知ったんですけど、境内の墓地には中曽根康弘墓所もあるみたいですね。


高さ12メートル 鎌倉より大きい!東京・日の出町に大仏(youtube/TOKYO MX)

最後は、youtubeにて、鹿野大佛が公開された当時の様子を伝えているTOKYO MXのニュース動画(2018年3月公開)があったので、リンクしておきますよ。
大仏建立の経緯の話もあって興味深いですよ。

ということで、今回はこんな感じです。

地図
東京都西多摩郡日の出町平井

関連リンク:  
→  「塩澤山 寳光寺」の坂道と階段/西多摩郡日の出町平井 - 東京坂道さんぽ
→   由緒・歴史 – 塩澤山寳光寺 鹿野大佛