NO. 621
坂名:中坂
住所:東京都あきる野市瀬戸岡

今回は、あきる野市の中坂について取り上げてみたいと思います。
場所はJR五日市線・秋川駅から北東に1.3kmほどのところにある瀬戸岡会館の西横を通っている坂道です。
前に取り上げた不動坂【NO.619】からなら、南東に徒歩3分ほどでした。

[坂下あたりの様子]


中坂【NO.621】1
写真1

まずは坂下あたりの様子です。(写真1)
写真1左側が瀬戸岡会館という立地具合でした。

坂道自体は短く、ここからでも坂上あたりは見えていましたね。

[亀の子石]


中坂【NO.621】2
写真2

瀬戸岡会館の敷地内には、「亀の子石」がありました。
なかなか興味深い石で、現地には案内板もありましたので、一部抜粋させていただくとですね、
『この大きな石は、当初神明社の北約一五〇メートル(瀬戸岡七九二番地五)にあったもので、古墳(三一号墳)の石室の天井として使われていたと考えられます。明治の一時期、菅瀬橋近くの用水路の橋として使用されていたことがあり、形がに似ていることから「亀の子橋」と呼ばれていました。その後、昭和四〇年代にこの場所に移され、今は「魚の子石」の名で親しまれています。』
とありました。

古墳の天井に使われ、のちに用水路の橋にも使用されるとは大活躍ですね。

[坂上あたりの様子と坂名について]


中坂【NO.621】3
写真3

坂上あたりの様子です。(写真2)
坂上に行くほどどこか古風な感じの坂道風景になっているような気がしましたね。

ちなみにここには、坂名の由来が書かれているような坂の碑はありませんでしたが、秋川市による「秋川市地名考」にこの坂道について触れていました。
ただ坂名などについては書かれておらず、地図にここが中坂とあるだけでしたね。

ということで、今回はこんな感じです。

地図
東京都あきる野市瀬戸岡

関連リンク:  
→  不動坂【NO.619】/あきる野市瀬戸岡 - 東京坂道さんぽ