NO. 616
坂名:馬坂、寺坂
住所:東京都大田区田園調布
今回は、大田区の馬坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、東急東横線・田園調布駅から西に徒歩9分ほどのところにあります。
前に取り上げた急坂【NO.615】からなら、南に徒歩2分ほどでしたね。

写真1
まずは坂上あたりの様子など。(写真1)
左にカーブしながら下っている急坂でした。
またこのあたりからは、遠くの街並みも見えていて、軸線的にはちょうど富士山の方角を向いているので、このときは曇りで検証できなかったですが、時期があえば富士山が見える可能性もありそうでしたね。
これについては、またおいおい調べていきたいと思っています。
ちなみにここには、写真1でも見えているとおり、坂名の由来が書かれた坂の碑がありました。
いつものように抜粋させていただくとですね、
『この坂道は、大正の頃まで、馬がひく荷車で台地へ上る唯一の坂道であるため、馬道と呼ばれた。昔は荷車が通るだけの狭い道幅であったが、耕地整理により道幅も現在に近いものになったといわれる。また、寺坂と呼ばれたこともあった。』
とありました。
なお今昔マップで古地図も見てみても、掲載されている一番古い明治39年の地図にも今と同じ場所に記載があり、たしかにこのあたりでは台地へ上る唯一の坂道でもありましたね。

写真2
すこし下り坂下方向を見てみました。(写真2)
写真2で奥の路面に交差点のマークがついていますけど、その右側の道は前回取り上げた田園調布5丁目の坂道(記事名:傾斜22%の田園調布5丁目の坂道)の坂上でしたね。
また奥の路面に交差点のマークがついてるあたりの左側の崖上には、「秋葉のクロマツ」という東京都の天然記念物にも指定されている推定樹齢300年といわれるクロマツの巨木があり、写真2左上にもひらりと見えていますよね。
ちなみにこの「秋葉のクロマツ」は、前回取り上げた田園調布5丁目の坂道の坂下からもちょうど坂道の軸線上の崖上によく見えていましたね。

写真3
中腹あたりの様子です。(写真3)
この坂道はこれくらいの傾斜がずっと続いていましたね。
またこのあたりから切り通し感もでてきました。

写真4
写真3中央右側の民家の入口には猫ちゃんもいましたよ。(写真4)
しかも2匹。(^^)
なにげに階段ともコラボしていましたね。

写真5
坂下あたりの様子です。
ここはかなり距離の長い坂道で、坂下がどこまでかわかりにくいのですが、幸いにも現地には写真5背後左側に坂の碑がありましたね。(写真5)
また写真5左側には照善寺がありました。
別名の寺坂はこのお寺に由来するのでしょうね。
ちなみに照善寺は1586年(天正14年)に相蓮社廣誉全公によって開山されたとのこと。
かなり歴史のあるお寺のようでしたね。
ということで、今回はこんな感じです。
地図
東京都大田区田園調布
関連リンク:
→ 急坂【NO.615】/大田区田園調布 - 東京坂道さんぽ
→ 傾斜22%の田園調布5丁目の坂道/大田区田園調布 - 東京坂道さんぽ
→ 大田区ホームページ:馬坂
坂名:馬坂、寺坂
住所:東京都大田区田園調布
今回は、大田区の馬坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、東急東横線・田園調布駅から西に徒歩9分ほどのところにあります。
前に取り上げた急坂【NO.615】からなら、南に徒歩2分ほどでしたね。
[坂上あたりからの眺望と坂名の由来]

写真1
まずは坂上あたりの様子など。(写真1)
左にカーブしながら下っている急坂でした。
またこのあたりからは、遠くの街並みも見えていて、軸線的にはちょうど富士山の方角を向いているので、このときは曇りで検証できなかったですが、時期があえば富士山が見える可能性もありそうでしたね。
これについては、またおいおい調べていきたいと思っています。
ちなみにここには、写真1でも見えているとおり、坂名の由来が書かれた坂の碑がありました。
いつものように抜粋させていただくとですね、
『この坂道は、大正の頃まで、馬がひく荷車で台地へ上る唯一の坂道であるため、馬道と呼ばれた。昔は荷車が通るだけの狭い道幅であったが、耕地整理により道幅も現在に近いものになったといわれる。また、寺坂と呼ばれたこともあった。』
とありました。
なお今昔マップで古地図も見てみても、掲載されている一番古い明治39年の地図にも今と同じ場所に記載があり、たしかにこのあたりでは台地へ上る唯一の坂道でもありましたね。
[秋葉のクロマツと中腹あたりの様子]

写真2
すこし下り坂下方向を見てみました。(写真2)
写真2で奥の路面に交差点のマークがついていますけど、その右側の道は前回取り上げた田園調布5丁目の坂道(記事名:傾斜22%の田園調布5丁目の坂道)の坂上でしたね。
また奥の路面に交差点のマークがついてるあたりの左側の崖上には、「秋葉のクロマツ」という東京都の天然記念物にも指定されている推定樹齢300年といわれるクロマツの巨木があり、写真2左上にもひらりと見えていますよね。
ちなみにこの「秋葉のクロマツ」は、前回取り上げた田園調布5丁目の坂道の坂下からもちょうど坂道の軸線上の崖上によく見えていましたね。

写真3
中腹あたりの様子です。(写真3)
この坂道はこれくらいの傾斜がずっと続いていましたね。
またこのあたりから切り通し感もでてきました。

写真4
写真3中央右側の民家の入口には猫ちゃんもいましたよ。(写真4)
しかも2匹。(^^)
なにげに階段ともコラボしていましたね。
[坂下の様子と照善寺]

写真5
坂下あたりの様子です。
ここはかなり距離の長い坂道で、坂下がどこまでかわかりにくいのですが、幸いにも現地には写真5背後左側に坂の碑がありましたね。(写真5)
また写真5左側には照善寺がありました。
別名の寺坂はこのお寺に由来するのでしょうね。
ちなみに照善寺は1586年(天正14年)に相蓮社廣誉全公によって開山されたとのこと。
かなり歴史のあるお寺のようでしたね。
ということで、今回はこんな感じです。
地図
東京都大田区田園調布
関連リンク:
→ 急坂【NO.615】/大田区田園調布 - 東京坂道さんぽ
→ 傾斜22%の田園調布5丁目の坂道/大田区田園調布 - 東京坂道さんぽ
→ 大田区ホームページ:馬坂