NO. 597
坂名:寺坂
住所: 東京都多摩市連光寺

今回は多摩市の寺坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、京王線・聖蹟桜ヶ丘駅の南西に徒歩10分ほどのところにある向ノ岡大橋のすぐ南側にある坂道です。
向ノ岡大橋といえば、前にこのブログでも取り上げましたね(記事名:川崎街道の向ノ岡大橋と坂道)。

寺坂【NO.597】1
写真1

まずは坂下あたりの様子など。(写真1)
写真1左下に古い道標があったので、それが見えるアングルで撮ってみました。

古い道標もあるので、今昔マップで古地図も見てみると、掲載されている一番古い明治39年の地図には記載がなく、それらしき道が登場するのは昭和29年の地図からでしたね。

寺坂【NO.597】2
写真2

すこし上り、坂下方向を見てみました。(写真2)
右側の樹木は対鷗台公園のものと、建物もちらりと見えているライオンズ聖蹟桜ヶ丘パシーナの敷地のものらしく、ここからだと両方が混じって見えていて、印象的でしたね。

寺坂【NO.597】3
写真3

写真2とだいたい同じ位置より坂上方向を見てみました。(写真3)
けっこうな傾斜具合でした。

ちなみにここには、坂名の由来が書かれているような坂の碑はありませんでした。
由来については、寺坂の”寺”は、連光寺を意味しているというのが有力な説のようですね。
連光寺については、連光寺坂【NO.596】のときにふれましたけど、今回のは地名の由来になったお寺(連光寺)自体ということみたいです。
なおそのお寺(連光寺)はどこにあったのかはいまだにわかっていないそうです。

寺坂【NO.597】4
写真4

中腹あたりまできて、坂下方向を見てみました。(写真4)
このあたりまでくるとけっこうな高低差具合がありましたね。

遠くには聖蹟桜ヶ丘のいろは坂【NO.296】もある高台も見えていましたね。

寺坂【NO.597】5
写真5

坂上の様子です。(写真5)
ここからみると坂道のくねくね具合もわかりやすかったです。

眺望もだいぶ遠くのほうまで見えていましたね。

あと写真5右側には対鷗台公園がありました。
また次回以降にもうすこし深く取り上げると思いますけど、ここは明治天皇ともゆかりのある対鷗荘という料亭がかつてあったところだそうですね。

ということで、すこし前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
東京都多摩市連光寺

関連リンク:  
→    連光寺坂【NO.596】/多摩市連光寺  -  東京坂道さんぽ
→     川崎街道の向ノ岡大橋と坂道 /多摩市連光寺 - 東京坂道さんぽ
→     いろは坂【NO.296】/ 映画「耳をすませば」にでてくる坂道 /多摩市桜ケ丘  - 東京坂道さんぽ