今回は、川崎街道の向ノ岡大橋上の坂道について取り上げてみたいと思います。

川崎街道の向ノ岡大橋と坂道1
写真1

いきなりですけど、ここは前回取り上げた連光寺坂【NO.596】の坂下あたりにあった歩道橋(記事7枚目の写真にも写ってましたね)からの眺めです。(写真1)
なので、写真1背後が連光寺坂【NO.596】ということになりますね。

ちなみにwikipediaにも連光寺坂のページがあり、連光寺坂は『多摩市連光寺にある連光寺坂上交差点(東京都道137号上麻生連光寺線終点)を頂点に稲城市大丸(交差点標記なし)から多摩市関戸(新大栗橋交差点)まで続く。』とありました。

多摩市関戸といえば、写真1のはるか奥向こうにある場所なので、写真1の正面の道も連光寺坂ということなんですかね。
地形的にも川崎街道自体はまだ下る形をしていましたね。

ただ連光寺坂【NO.596】の記事では、このあたりが坂下ということにしました。
これは、今昔マップで古地図を見てみると、掲載されている一番古い明治39年の地図にも蓮光寺坂は今と同じ場所に記載があるのですが、写真1でいえば、背後までは昔からある道で、ここから奥の道は昔はなかったからですね。

そういう意味では、ここからが新連光寺坂とも言えるのかも。

また正面に見えている、川崎街道の上に架かっている橋(桜橋)の道は、明治39年の地図にも記載がありましたね。
なので、正面の川崎街道の道部分は昔からあった道の下を掘ってつくったものなんでしょうね。
昔の道を残すという意味でも。
だから切り通しのようになっているし、橋の架かり方もすこし変わった形をしているんでしょうね。

川崎街道の向ノ岡大橋と坂道2
写真2

こちらは桜橋の袂あたりから川崎街道の向ノ岡大橋を見てみたものです。(写真2)
眺望がよかったです。
聖蹟桜ヶ丘のあるあたりですかね、遠くに見えているのは。
あとここからみえる川崎街道は全体的に橋でしたね。

川崎街道の向ノ岡大橋と坂道3
写真3

桜橋からの川崎街道の向ノ岡大橋の眺めです。(写真3)
大きな橋でした。
橋から橋を眺めるというのもなんともおもしろかったかも。

また写真3右上あたりにはループ橋が見えてますけど、こちらは向ノ岡大橋の下にある施設に出入りするための私設のループ橋みたいでしたね。
かなり大掛かりなつくりなのに、施設専用だったというところが印象に残っていますね。

川崎街道の向ノ岡大橋と坂道4
写真4

ここからはかなり古い写真になりますが、今回の向ノ岡大橋上の坂道の坂下あたりから坂上方向を眺めてみたものです。(写真4)
ここからみると、桜橋のある連光寺坂【NO.596】の坂下あたりからでもかなりの高低差がありましたね。

これだけの坂道ならばやはり、新連光寺坂とも呼びたくなってしまいますね。
これまでに取り上げた坂道でも同じ道なのに途中から名前の変わる坂道もありましたしね。

川崎街道の向ノ岡大橋と坂道5
写真5

最後は、写真4の左側に見えていた大栗川の様子でも。(写真5)
写真5奥に多摩川があるという立地具合でしたね。

ということで、すこし前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図:東京都多摩市連光寺


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