住所:東京都大田区山王

今回は、前回取り上げた天祖神社階段【NO.576】から天祖神社の社殿に上る階段がかなりの急階段だったので、そのことについてなど。

八景天祖神社の階段(男坂?)1
写真1

まずは階段下あたりから階段上を見てみたものです。(写真1)
ここは前回取り上げた天祖神社階段【NO.576】の途中から、天祖神社の社殿に上る立地で、天祖神社階段【NO.576】のほうはあたらしいつくりでしたが、こちらの階段は昔からあまり変わっていないような感じでした。

とにかく、かなりの急階段でしたね。

坂名については、特についていないようでした。
ただ、もしここに名前をつけるなら「八景天祖神社の男坂」ということにはなりそうですね、他の地域の神社の階段の例からも。

八景天祖神社の階段(男坂?)2
写真2

一気に階段上まできて、階段下方向を見てみました。(写真2)
建物4階分くらいの高低差はありそうでしたね。

ただ昔はここからの眺めもよかったでしょうね。
八景坂【NO.575】で取り上げた名所江戸百景「八景坂鎧掛松」では、かつての八景坂からでも遠くに海が見えていたので、ここからだとさらにすごい景色だったんでしょうね。

いまは樹木が生い茂り見えませんでしたけど。

八景天祖神社の階段(男坂?)3
写真3

写真2の背後には天祖神社の社殿もありました。(写真3)

天祖神社については、境内に案内板があり、「お社は江戸時代神明社といわれ主神は天照大神を祭神とし凡そ、享保年間(約三百年前)に、土地の庄屋、年寄、百姓が相謀り伊勢神宮の参詣を目的に「伊勢講」を作り伊勢皇大神宮に詣で分霊をお受けして祭祀したのを初めとする。」とあったので、かなり歴史のある神社のようですね。

また案内板には、八景坂【NO.575】の記事にてでてきた、(名所江戸百景「八景坂鎧掛松」でも描かれていた)源義家が鎧をかけたと伝えられる松が、この高台の神社の境内にあったようにもとれる説明もありましたね。
はてさて、実際のところはどこにあったんでしょうね。

あとはこの社殿の奥あたり一帯に闇坂【NO.573】の記事でも取り上げた八景園があったようですね。
この高低差の高台なら、八景園は遊園地だけでなく景勝地としても有名だったのかもしれないですね。

ということで、すこし前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
東京都大田区山王

関連リンク:  
→   八景坂【NO.575】/大田区山王 - 東京坂道さんぽ
→   天祖神社階段【NO.576】/大田区山王 - 東京坂道さんぽ
→  闇坂【NO.573】/大田区山王 - 東京坂道さんぽ