NO. 573
坂名:闇坂
住所: 東京都大田区山王
今回は、大田区の闇(くらやみ」)坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、JR京浜東北線・大森駅の南西エリアにある山王公園のすぐ東側にある坂道です。
だいぶまえに取り上げた右近坂【NO.232】からなら北東に徒歩10分くらいの場所ですね。
写真1
まずは坂上あたりの様子です。(写真1)
ここは坂下までけっこうな高低差があるはずですが、このあたりは比較的傾斜は緩めでした。
風景的には両側の石垣が目をひきますね。
ちなみにここには、写真1でも見えているとおり、坂名の由来が書かれている坂の碑がありました。
いつものように抜粋させていただくとですね、
『むかし、坂側に八景園という遊園地があり、その反対側に加納邸があって、この坂道は細く曲り、八景園の樹木がうっそうとおおいかかり、昼間でも暗かったために、この名がついたといわれている。』
とありました。
八景園については、大田区のHPに記載がありこちらも一部抜粋するとですね、
『八景園とは、明治17年に開園した遊園地でした。ちょうど現在の天祖神社の裏手一帯にあたり、その広さ約一万坪、数百株の梅が植えられ、東京湾の風光一望のもとに入る眺望であったといわれています。明治33年に大和田建樹のつくった鉄道唱歌は「梅に名をえし大森を、過ぐれば早も川崎の」と、梅の名所として八景園を歌いこんでいます。』
とありましたね。
天祖神社は今もあり、写真1でいえば左側(地図で言えば北東側)に徒歩3分くらいの距離ですね。
気になったので、今昔マップで古地図も見てみると、大正11年の地図に八景園の記載があり、上記の説明でも広さ約一万坪とあったとおりで、かなり大きな遊園地のようでした。
また古地図ではこの坂道と八景園は隣接していて、ちょうど写真1の左側まで敷地はあったようですね。
写真2
坂道をすこし下り、坂下方向を見てました。(写真2)
このあたりは切り通し感がすごかったですね。
崖上に樹木があればまさに闇坂という感じでした。
でも昔は写真2の崖上が八景園だったので、今より樹木も生い茂っていたのかもしれないですね。
写真3
中腹あたりから坂上方向を見てみました。(写真3)
風景的にはこの景色をみると、ああこの道ねと、一度ここを通った方なら思い出しそうな印象的な雰囲気でしたね。
写真4
写真3の背後の様子です。(写真4)
このあたりから雰囲気はがらりと変わります。
これもこの坂道のひとつの特徴かもですね。
写真5
最後は坂下あたりの様子です。(写真5)
坂下からはググッと写真5でいえば右に曲がりながら上る形状で、そのあともくねくねとカーブしていて、昔ながらの坂道感もありましたね。
そしてここにも坂の碑がありましたね。
ということで、すこし前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図
東京都大田区山王
関連リンク:
→ 右近坂【NO.232】/大田区南馬込 - 東京坂道さんぽ
→ 大田区ホームページ:闇坂(くらやみざか)
→ 大田区ホームページ:新大田区百景 「闇坂入口」
坂名:闇坂
住所: 東京都大田区山王
今回は、大田区の闇(くらやみ」)坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、JR京浜東北線・大森駅の南西エリアにある山王公園のすぐ東側にある坂道です。
だいぶまえに取り上げた右近坂【NO.232】からなら北東に徒歩10分くらいの場所ですね。
写真1
まずは坂上あたりの様子です。(写真1)
ここは坂下までけっこうな高低差があるはずですが、このあたりは比較的傾斜は緩めでした。
風景的には両側の石垣が目をひきますね。
ちなみにここには、写真1でも見えているとおり、坂名の由来が書かれている坂の碑がありました。
いつものように抜粋させていただくとですね、
『むかし、坂側に八景園という遊園地があり、その反対側に加納邸があって、この坂道は細く曲り、八景園の樹木がうっそうとおおいかかり、昼間でも暗かったために、この名がついたといわれている。』
とありました。
八景園については、大田区のHPに記載がありこちらも一部抜粋するとですね、
『八景園とは、明治17年に開園した遊園地でした。ちょうど現在の天祖神社の裏手一帯にあたり、その広さ約一万坪、数百株の梅が植えられ、東京湾の風光一望のもとに入る眺望であったといわれています。明治33年に大和田建樹のつくった鉄道唱歌は「梅に名をえし大森を、過ぐれば早も川崎の」と、梅の名所として八景園を歌いこんでいます。』
とありましたね。
天祖神社は今もあり、写真1でいえば左側(地図で言えば北東側)に徒歩3分くらいの距離ですね。
気になったので、今昔マップで古地図も見てみると、大正11年の地図に八景園の記載があり、上記の説明でも広さ約一万坪とあったとおりで、かなり大きな遊園地のようでした。
また古地図ではこの坂道と八景園は隣接していて、ちょうど写真1の左側まで敷地はあったようですね。
写真2
坂道をすこし下り、坂下方向を見てました。(写真2)
このあたりは切り通し感がすごかったですね。
崖上に樹木があればまさに闇坂という感じでした。
でも昔は写真2の崖上が八景園だったので、今より樹木も生い茂っていたのかもしれないですね。
写真3
中腹あたりから坂上方向を見てみました。(写真3)
風景的にはこの景色をみると、ああこの道ねと、一度ここを通った方なら思い出しそうな印象的な雰囲気でしたね。
写真4
写真3の背後の様子です。(写真4)
このあたりから雰囲気はがらりと変わります。
これもこの坂道のひとつの特徴かもですね。
写真5
最後は坂下あたりの様子です。(写真5)
坂下からはググッと写真5でいえば右に曲がりながら上る形状で、そのあともくねくねとカーブしていて、昔ながらの坂道感もありましたね。
そしてここにも坂の碑がありましたね。
ということで、すこし前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図
東京都大田区山王
関連リンク:
→ 右近坂【NO.232】/大田区南馬込 - 東京坂道さんぽ
→ 大田区ホームページ:闇坂(くらやみざか)
→ 大田区ホームページ:新大田区百景 「闇坂入口」