NO. 566
坂名:一文坂
住所: 東京都清瀬市中里

今回は清瀬市の一文坂について取り上げてみたいと思います。
場所はJR武蔵野線・東所沢駅の南側エリアにあり、近くにわかりやすい公共の建物はないので、あえていえば柳瀬川に架かっている清瀬橋のすぐ東側にある坂道でした。

一文坂【NO.566】1
写真1

まずは坂上あたりの様子など。(写真1)
緩やかに降りながらくの字に曲がっている坂道でした。

ちなみにここには、写真1右側にも見えているとおり坂名の由来が書かれている坂の碑がありました。
いつものように抜粋させていただくとですね、
『 一文坂の伝説    この坂の途中に「三島大六天」という神様がまつられています。この神様はとても怒りんぼうで、坂道で転ぼうものなら人々にばちをあてました。そこで、ここを通る人は恐る恐る転ばないように歩いていました。うっかり転んでしまう人がいると、その人はあわてて神様に一文銭を供えてお詫びをしたといいます。そんなことから、この坂は、いつのことから一文坂と呼ばれるようになったそうです。』
とありました。

あえて言えばお金由来ということなんですかね。
でもそれだけではないことの証として、坂の碑には「清瀬の伝説の地  一文坂」と書かれてありました。

これは清瀬の民話として、一文坂の話が語り継がれてきたからのようですね。

一文坂【NO.566】2
写真2

坂下あたりの様子です。(写真2)
ここからだと傾斜具合がわかりやすいですね。

写真2左側は広々とした農地で、おそらく竹林からの竹を利用したっぽい手作り感あふれる柵が印象的でしたね。

なお由来では「坂の途中に「三島大六天」という神様がまつられています」とありましたが、現地ではそれらしきものはなかったですね。


動画(清瀬の伝説1「一文坂」 Legend in Kiyose area.)

最後は、youtubeの清瀬市郷土博物館のチャンネルにて、「一文坂」 の伝説について語っている、昔あったテレビアニメ「まんが日本昔ばなし」をつい思い出してしまうような動画が公開されていたのでリンクしておきますよ。

一文坂の伝説がどういうものなのかよくわかりますよ。

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
東京都清瀬市中里

関連リンク:  
→    一文坂|清瀬市公式ホームページ