NO. 551
坂名:小布施坂
住所:東京都文京区目白台

今回は、文京区の小布施坂について取り上げてみたいと思います。
場所は日本女子大学附属豊明小学校のすぐ西側にあります。
だいぶ前に取り上げた富士見坂 【NO.19】からすぐのところにあり、東へ徒歩2分もかからない近さでした。
最寄駅は東京メトロ副都心線・雑司ヶ谷駅ですね。

小布施坂【NO.551】1
写真1

道幅の狭い高低差のある坂道でした。(写真1)
僕の立っている位置は階段になっていて、そこからすこし下ると坂道になっていました。

遠望もなんとか隙間から見えていましたね。

ちなみにここには、坂名の由来が書かれている坂の碑が写真1左の電柱奥にありました(写真1では神隠しにあったように見えてないですけど)。
いつものように抜粋させていただくとですね、
『江戸時代、鳥羽藩主稲垣摂津守の下屋敷と、その西にあった岩槻藩主大岡主膳正の下屋敷の境の野良道を、宝暦11年(1761)に新道として開いた。その道がこの坂である。坂の名は、明治時代に株式の仲買で財をなした小布施新三郎という人の屋敷がこのあたり一帯にあったので、この人の名がとられた。古い坂であるが、その名は明治のものである。』
とありました。

人物由来のようですね。
小布施新三郎は現在の須坂市出身の相場師とのこと。

昔は無名坂だったところに坂名がついたパタンでもありそうですね。

小布施坂【NO.551】2
写真2

中腹あたりから坂上方向を見てみました。(写真2)
舗装がころころ変わり、このあたりは階段までありましたね。

小布施坂【NO.551】3
写真3

最後は坂下あたりの様子など。(写真3)
このあたりも坂道と階段が共存する形となっていました。

そういう意味では昔は坂道ではなく、低い段差の階段坂だったのかもしれないですね。

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
東京都文京区目白台

関連リンク:  
→     富士見坂 【NO.19】 /豊島区高田1丁目 - 東京坂道さんぽ