NO. 550
坂名:雁木坂
住所:東京都千代田区北の丸公園
今回は、千代田区の雁木坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、北の丸公園内にある清水門から科学技術館のほうに上っている坂道です。
前に取り上げた九段坂【NO.376】からなら南に徒歩5分ほどです。
なので最寄駅は都営新宿線および東京メトロ・九段下駅ですね。
写真1
まずは坂上あたりの様子です。(写真1)
階段坂でした。
写真1中央右には、国指定重要文化財にもなっている清水門も見えていましたね。
ちなみにここには、坂名の由来が書かれているような坂の碑はありませんでしたが、環境省や一般財団法人国民公園協会のHPで触れられていて、由来については雁(がん)が行列をつくって飛ぶ姿に似ていることからこの名がついたと言われているそうです。
写真2
坂下あたりから坂上方向を見てみました。(写真2)
ワイルドですね。
それもそのはずで、この階段は江戸時代そのままの姿で残されているそうですよ。
環境省のHPによれば、万が一、清水門から敵に攻め入られても容易にこの坂道を駆け上がれないように、わざわざ段差をかなり高くして、しかも不揃いに作られていて、各段に敷き詰められた砕石(写真1からのほうが不揃い感ははわかりやすいですね)もわざわざ敷き詰められているとありましたね。
たしかに現地では歩きにくかったですね。
しかも坂上にいくほど段差が大きくなっていましたし。
そういえば、だいぶ前に取り上げた大阪城内にある雁木坂【NO.455】も今は坂道ですけど江戸時代は長い石段(雁木)だったそうなので、おそらくこんな感じだった可能性高いですね。
そういう意味では、大阪城の雁木坂【NO.455】と同じく、この階段をどれだけの武将が上り下りしたんでしょうね。
写真3
こちらが清水門ですね。(写真3)
今回の坂道は写真3正面の石垣の向こう側にあるという立地具合ですね。
あとは写真3でも見えていますけど、現地には清水門についての案内板もあったので、一部抜粋させていただくとですね、
『清水門は、北の丸北東部に位置する枡形門であり、正面の高麗門と、その右手奥の櫓門からなる。門の創建年代は明らかではないが、現存の門は高麗門の扉釣金具に残る刻銘から万治元年(1658)に建てられたものであると考えられている。しかし、櫓門の上部は、時期は不明ながら撤去されていたものを昭和36〜41年度の修理で復日整備したものである。。清水門は、建立年代の判明する江戸城の遺構として高い価値を有しており、門から北の丸に至る石段とともに江戸時代の状況を色濃く残している。』
とありました。
説明からすると、写真3正面に写っているのは「櫓門」ということになり、写真3の背後の門が「高麗門」ということですね。
枡形門なのでまわりは塀ばかりでしたね。
ということで、今回はこんな感じです。
地図
東京都千代田区北の丸公園
関連リンク:
→ 九段坂【NO.376】その4/千代田区九段北/ 坂道からの富士山の眺め - 東京坂道さんぽ
→ 雁木坂【NO.455】/大阪市中央区大阪城 - 東京坂道さんぽ
→ 清水門(スポット紹介)_【公式】東京都千代田区の観光情報公式サイト
坂名:雁木坂
住所:東京都千代田区北の丸公園
今回は、千代田区の雁木坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、北の丸公園内にある清水門から科学技術館のほうに上っている坂道です。
前に取り上げた九段坂【NO.376】からなら南に徒歩5分ほどです。
なので最寄駅は都営新宿線および東京メトロ・九段下駅ですね。
写真1
まずは坂上あたりの様子です。(写真1)
階段坂でした。
写真1中央右には、国指定重要文化財にもなっている清水門も見えていましたね。
ちなみにここには、坂名の由来が書かれているような坂の碑はありませんでしたが、環境省や一般財団法人国民公園協会のHPで触れられていて、由来については雁(がん)が行列をつくって飛ぶ姿に似ていることからこの名がついたと言われているそうです。
写真2
坂下あたりから坂上方向を見てみました。(写真2)
ワイルドですね。
それもそのはずで、この階段は江戸時代そのままの姿で残されているそうですよ。
環境省のHPによれば、万が一、清水門から敵に攻め入られても容易にこの坂道を駆け上がれないように、わざわざ段差をかなり高くして、しかも不揃いに作られていて、各段に敷き詰められた砕石(写真1からのほうが不揃い感ははわかりやすいですね)もわざわざ敷き詰められているとありましたね。
たしかに現地では歩きにくかったですね。
しかも坂上にいくほど段差が大きくなっていましたし。
そういえば、だいぶ前に取り上げた大阪城内にある雁木坂【NO.455】も今は坂道ですけど江戸時代は長い石段(雁木)だったそうなので、おそらくこんな感じだった可能性高いですね。
そういう意味では、大阪城の雁木坂【NO.455】と同じく、この階段をどれだけの武将が上り下りしたんでしょうね。
写真3
こちらが清水門ですね。(写真3)
今回の坂道は写真3正面の石垣の向こう側にあるという立地具合ですね。
あとは写真3でも見えていますけど、現地には清水門についての案内板もあったので、一部抜粋させていただくとですね、
『清水門は、北の丸北東部に位置する枡形門であり、正面の高麗門と、その右手奥の櫓門からなる。門の創建年代は明らかではないが、現存の門は高麗門の扉釣金具に残る刻銘から万治元年(1658)に建てられたものであると考えられている。しかし、櫓門の上部は、時期は不明ながら撤去されていたものを昭和36〜41年度の修理で復日整備したものである。。清水門は、建立年代の判明する江戸城の遺構として高い価値を有しており、門から北の丸に至る石段とともに江戸時代の状況を色濃く残している。』
とありました。
説明からすると、写真3正面に写っているのは「櫓門」ということになり、写真3の背後の門が「高麗門」ということですね。
枡形門なのでまわりは塀ばかりでしたね。
ということで、今回はこんな感じです。
地図
東京都千代田区北の丸公園
関連リンク:
→ 九段坂【NO.376】その4/千代田区九段北/ 坂道からの富士山の眺め - 東京坂道さんぽ
→ 雁木坂【NO.455】/大阪市中央区大阪城 - 東京坂道さんぽ
→ 清水門(スポット紹介)_【公式】東京都千代田区の観光情報公式サイト