NO. 529
坂名:伝兵衛坂
住所:東京都板橋区西台

今回は板橋区の伝兵衛坂について取り上げてみたいと思います。
場所は東京都立志村学園の西隣にあります。
最寄駅は、都営三田線・蓮根駅あたりですかね。

伝兵衛坂【NO.529】1+
写真1

まずは坂下あたりの様子など。(写真1)
左側の巨大な擁壁が印象的でした。
この上に東京都立志村学園の校舎があるようでしたね。

伝兵衛坂【NO.529】2+
写真2

写真1左側の擁壁も見てみました。
すごいつくりでしたね。(写真2)

気になったので、今昔マップも見てみると、一番古い明治42年の地図にも記載があったので、この坂道自体は古くからありそうなので、この地形具合もここまでの高低差があったかどうかはわかりませんが、けっこう昔からあったのかもしれないですね。

伝兵衛坂【NO.529】3+
写真3

一気に坂上あたりまできて、坂下方向を見てみました。(写真3)
こちらからも高低差に加えて、右側の擁壁に坂下の首都高速5号池袋線の高架橋がみえる風景が印象的でした。

ちなみにここには坂名の由来が書かれているような坂の碑はありませんでした。
ただいつもお世話になっている(このブログもリンクしてくださっている)「東京23区の坂道」のサイトにて由来についてふれていて、いたばしまち博友の会発行「郷土 板橋の坂道」にて『都立志村高校(西台一ノ41)へ上がる急坂で、いつの頃か、誰により開かれたのか定かではない。古老の語るには、崖に足がかりをつけて登り降りするような坂であったという。今は緩やかになり、舗装もされ車も通れる坂になった。』とありました。

昔はもっと急坂だったんですかね。
なお、”伝兵衛”についての記載はなかったですが、おそらく人物名というのが有力な説ですね。

伝兵衛坂【NO.529】4+
写真4

写真3の右側には東京都立志村学園の入り口があり、校舎も見えていました。(写真4)
特徴的な外観だったので、すこしばかり調べてみるとやはり建築系の専門誌でも取り上げられている建物のようでしたね。
設計・監理が東京都財務局建築保全部施設整備第二課とINA新建築研究所とのことでした。

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
東京都板橋区西台