住所:東京都東久留米市東本町 

関東の富士見百景としても選ばれていた東久留米駅前の富士見テラスがなくなってしまったので、今回はそのことについてなど。

なくなった東久留米駅前の富士見テラス1
写真1

こちらは西武池袋線・東久留米駅の西口の風景です。(写真1)
富士見テラスがまだ残っている昨年に撮ったものです。

富士見テラスは駅名が書かれた上に見えるしゃれた骨組みの屋根がある部分がそうですね。
ここからの富士山の見える眺めが関東の富士見百景に選ばれているというわけですね。

なくなった東久留米駅前の富士見テラス2
写真2

そして、その半年後の同じ場所の様子です。(写真2)
完全に取り壊されていましたね。

いくつかのまちづくり系のニュースでこのことは事前に知っていたので立ち寄ってみたわけですが、なぜこれがとりこわされるのだろう?と最初は思いましたね。
ここの関係者は富士山嫌いなのかな?なんていう、不覚ながら、ものすごいマイナス思考になってしまったりもしましたけど(汗)、調べてみるとどうやら事情が見えてきました。

いちばん分かりやすかったのは、『「東久留米市の『富士見テラス』で不始末続々、確認申請せず建設」 』という日経クロステックのニュース記事でしたかね。
記事の一部を抜粋させていただくと、『  「 国土交通省主催の「関東の富士見百景」に選定された「富士見テラス」を併設する東久留米駅西口昇降施設で、次々に問題が発覚している。建設時に確認申請をしておらず、市道上に立っており、富士見テラスの耐震強度が不足しているなど、不始末のオンパレードだ。」 』
なんてことが書かれてありました。
すでにタイトルからもわかると思いますけど、さらに記事の一文を読むとだいたいわかりますよね。

これはびっくりですね。

それなら建て替えなり改修なりすればいいのではということだと思うのですが、それがまた今度は市のHPによれば、施工の難易度が高く費用もかなりかかることに加えて、施設の一部が道路区域内にあるため、調整が難しく、計画を進めるためには駅前広場全体の都市計画を変更しなければいけないとのことらしく、結局、取り壊されたということみたいですね。

あとは建築確認申請がなされていないことが、道路区域内にあり複雑な手続きのためだったのか、それとも耐震強度不足をごまかすためだったのか、それともなにかほかにあったのか気になるところですけど、もう取り壊されてしまったので、そこのところは謎のままかもですね。
というかまあ別に知ったところでいまさらどうなる話でもないですけど。😅

なくなった東久留米駅前の富士見テラス3
写真3

せっかくなので、富士見テラスがあった当時のテラスの様子など。(写真3)
もうこの時はテラスには入れなかったので、東久留米駅構内から撮ってみました。

この日は富士山は見えなかったですけど、見えれば正面の道路の向こうに見えているはずでしたね。

なくなった東久留米駅前の富士見テラス4
写真4

写真3と同じ場所から望遠レンズでテラスと奥の道路を撮ってみたものです。(写真4)
小さいですけど、関東の富士見百景のプレートや富士山の案内写真も手すりに設置してあるのも見えて、ここが富士見テラスだったということもわかりやすいかもですね。

あとこの右側の道路、「まろにえ富士見通り」という名前があるんですね。
地図見て気がつきましたよ。

ちなみにこの富士見テラスは復活する可能性もあるようなので、今後の市の対応に注目ですね。

ということで、今回はこんな感じです。

地図
東京都東久留米市東本町

関連リンク:  
→   関東の富士見百景 富士見テラス|東久留米市ホームページ
→   東久留米市の「富士見テラス」で不始末続々、確認申請せず建設 _ 日経クロステック(xTECH)