NO. 523
坂名:忠弥坂、桜蔭坂
住所:東京都文京区本郷

今回は文京区の忠弥坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、都営三田線・水道橋駅からなら東側へ徒歩1分ほどのところにあり、前回取り上げた金毘羅坂【NO.522】からなら、南へ徒歩1分ほどのところにあります。

忠弥坂【NO.523】1+
写真1

まずは坂下あたりの様子など。(写真1)
ゆるくS字にカーブしていて、傾斜もきつめの坂道でした。
写真1左側には宝生能楽堂があり、そこも含めての坂道風景も印象的でしたね。

忠弥坂【NO.523】2+
写真2

中腹あたりから坂上方向を見てみました。(写真2)
なかなかの傾斜でしたね。

ちなみにここには写真2左側にも見えているとおり、坂名の由来が書かれている案内板がありました。
いつものように抜粋させていただくとですね、
『坂の上あたりに丸橋忠弥の槍の道場があって、忠弥が慶安事件で捕えられた場所にも近いということで、この名がつけられた。 道場のあった場所については諸説がある。 “慶安事件”は、忠弥が由井正雪とともに、慶安4年(1651)江戸幕府の転覆を企てて失敗におわった当時の一大事件であった。 忠弥の名は、浄瑠璃や歌舞伎の登場人物としても有名である。 』
とありました。

丸橋忠弥についても調べてみましたけど、ここに書いてあることが、それ以上でもそれ以下でもなく一番わかりやすいかもしれないですね。

忠弥坂【NO.523】3+
写真3

最後は坂上からの眺めです。(写真3)
ここからだとわかりやすいですけど、写真3左側は崖地だったんですよ。

あと坂下は東京ドームシティがあるなど、にぎやかなのに対して、このあたりは学校に囲まれていることもあるのか、落ち着いた雰囲気になっていたのも、江戸の坂道の構造がそのまま残っている感じもあって興味深かったですね。

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
東京都文京区本郷

関連リンク:  
→  金毘羅坂【NO.522】/文京区本郷 - 東京坂道さんぽ