NO. 522
坂名:金毘羅坂
住所:東京都文京区本郷

今回は文京区の金毘羅坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、東京ドームシティーのすぐ東側にあり、だいぶ前に取り上げたお茶の水坂 【NO.320】からなら北に徒歩3分ほどのところにあります。
最寄駅は都営三田線・水道橋駅です。

金毘羅坂【NO.522】1+
写真1

まずは坂下あたりの様子など。(写真1)
車が一台通れるくらいの幅の狭い急坂でした。
おそらく他の場所なら、ドーナツ型の滑り止めがあるくらいの傾斜でしたね。

ちなみにここには、坂名の由来が書かれているような坂の碑はありませんでしたが、「今昔東京の坂」で取り上げられていて、このすぐ南側(写真1でいえば右側)にある「金刀比羅宮 東京分社」に由来し、元々は無名坂だった可能性大ということが書かれてありました。

あとはGoogle マップにも「金毘羅坂」のピンが掲載されていましたね。

金毘羅坂【NO.522】2+
写真2

今回の坂道の由来ともなっている「金刀比羅宮 東京分社」です。(写真2)
香川県琴平町の金刀比羅宮には6分社があるそうで、ここはそのうちのひとつということのようですね。
文政2年(1819)に板橋市左衛門の邸内祠として祀られたのがはじまりで、その後、神田和泉町→深川古石場町と移転し、昭和39年(1964)に現在の文京区本郷に移り、今に至るということのようです。

金毘羅坂【NO.522】3+
写真3

最後は坂上あたりからの眺めです。(写真3)
道幅の狭さと高低差、それに遠くの東京ドームホテルが軸線上見える景色がなんとも印象的でした。

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
東京都文京区本郷

関連リンク:  
→    お茶の水坂 【NO.320】/文京区本郷 - 東京坂道さんぽ
→    金刀比羅宮 _ 分社