NO. 520
坂名:白伝坊の坂
住所:東京都小金井市中町

今回は小金井市の「白伝坊の坂」について取り上げてみたいと思います。
場所は小金井市立図書館(本館)の南側にあり、前回取り上げたおお坂【NO.519】からなら西へ徒歩3分ほどのところにある坂道です。
最寄駅はJR中央線・武蔵小金井駅ですかね。

白伝坊の坂【NO.520】1+
写真1

まずは坂上あたりの様子など。(写真1)
ここも連雀通りからはけの道に下る坂道なので、国分寺崖線の高低差はまるまるあるはずですが、このあたりは比較的穏やかな傾斜でした。

またここは車一台が通れるだけのは幅しかないので、そういう意味では古くからある道とも言えるかもですね。

白伝坊の坂【NO.520】2+
写真2

中腹あたりから坂下方向を見てみたものです。(写真2)
このあたりでS字になっていて、坂道風景的にはいい感じでした。

ちなみにここには、写真2でも見えているとおり坂名の由来が書かれている坂の碑がありました。
いつものように抜粋させていただくとですね、
『万延(一八六〇年ごろ)から明治初めにかけ、この坂の中段、西側にある墓地に「白伝」という僧が住みついていた。 農家を托鉢に回ったといわれ、いつしか白伝坊の坂と呼ばれるようになった。 昭和十五、六年ごろの墓地整理で、 炉跡、井戸などが見つかり、小さな白伝の碑もあったといわれる。 』

「白伝」という僧が住んでいたという墓地は今もあり、写真2中央に見えているのが、それですね。
(もしかして、白伝はゲゲゲの鬼太郎?と妄想してみたり。違いますけど。)

白伝坊の坂【NO.520】3+
写真3

最後は坂下あたりの様子など。(写真3)
ここからでも微妙にみえていますが、途中には「10%」と書かれた上り急勾配ありと「つづら折り」注意の黄色の警戒標識がありましたね。
国土交通省のHPによれば、「警戒標識は道路上で警戒すべきことや危険を知らせ、注意深い運転を促すためのものです。」とあるので、まあそういうことですよね。
なんだか、この「つづら折り」注意の標識についてもさらに調べてみたくなってきましたが、これについては坂道共通の話なのでまたそのうちに。

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
東京都小金井市中町

関連リンク:
 →   おお坂【NO.519】/小金井市中町 - 東京坂道さんぽ