今回は芦屋市の「高座の滝道」を歩いたときのことでも。
「高座の滝道」は、阪急神戸線・芦屋駅の北側にある開森橋から芦屋川沿いに北へ上り、高座の滝という登山道の入り口あたりにある滝までの長い道です。

「高座の滝道」をぶらり1
写真1

今回は、「高座の滝道」の中でも前半(麓側)の住宅街を抜けた中腹あたりからのほうを歩いてきました。(なお前半部分は今回写真を撮っていないので、またそのうちということで。)
この道は全体を通して坂道になっていて、写真1はちょうどその境あたりの様子です。
写真1左側には「高座の滝道」と書かれた木碑も設置されていたこともありぱちりと。

芦屋の山手の住宅街を抜けると、いきなりこんな感じで自然あふれる風景になるのが特徴ですかね。
しかも写真1ではわかりにくいですけど、けっこうな傾斜の坂道なんですよ。

ちなみにこの道は、僕自身昔から高座の滝を通って六甲山に登ることが多かったので、小さい頃からたびたび通っていた道というか坂道でもあるんですよ。

「高座の滝道」をぶらり2
写真2

写真1の場所から、7、8分くらいですかね、坂道を上り続けるとここにやってきます。
なにやら奥に建物らしきものも見えていますね。

「高座の滝道」をぶらり3
写真3

写真2でも見えていましたが、坂上には「ロックガーデン・滝の茶屋」と書かれた休憩処があります。
ここは坂道と一体になったつくりになっていて、僕の知る限りでは全国でも珍しいつくりになっているんじゃないですかね。

しかも地面をみるとドーナツ型の舗装になっていることからもけっこうな傾斜ということもわかりやすいですね。

ちなみにここも芦屋市なんですよ。

「高座の滝道」をぶらり4
写真4

滝の茶屋を抜けると階段になっていました。
ここもけっこうな傾斜でした。

「高座の滝道」をぶらり5
写真5

すこし上り坂下方向を見てみました。
こっちからのほうが急傾斜具合わかりやすいかもですね。

「高座の滝道」をぶらり6
写真6

さらに上ると、「大谷茶屋」の建物が見えてきました。
ここまでくると高座の滝ももうすぐです。

そういえば、この「大谷茶屋」の建物はあの阪神大震災でも倒壊しなかったんじゃないですかね。
このあたりは意外に岩盤が硬いのが幸いしたのかもしれないですね。
あの地震では「大谷茶屋」のような古い建物はことごとく潰れてしまったので、地震前の雰囲気が残っているという意味でも貴重な存在かもしれないです。
ただこの「高座の滝道」の途中の山の斜面のいたるところには、地震対策でボルトがっつりの人工的な補強物がたくさん増えたので、まったくゆれなかったわけではないとは思いますけどね。

「高座の滝道」をぶらり7
写真7

イノシシ注意の看板もありました。
小さい頃はこんなこと気にせずに登ってましたね。 (汗)
最近は凶暴になったのかもしれないので、ご注意を。

「高座の滝道」をぶらり8
写真8

最後は今回の坂道のゴール地点である「高座の滝」です。
写真6の場所からなら1分か2分くらいですね。

昔は写真6ででてきた「大谷茶屋」でお菓子なんかも売っていたので、そこで買ってこの滝を見ながらもぐもぐ食べた記憶なんかもありますよ。(^^)

ちなみに「高座の滝」については、そばに案内看板があったので、いつものように抜粋するとですね、
『この滝は、高さ約10mの夫婦滝で、昔は修業の場として有名でした。滝の300m上流にある「中ノ滝」付近の斜面から、鎌倉時代初期のものと推定される「土師質灯明皿」や瓦器の包含層のあることが報告されているなど、祭祀に関係する遺物の出土や立地条件から、霊場であったと思われます。滝の傍には、護摩堂があり、また、ロックガーデンの名を頭揚した藤木九三籍の浮彫像があります。 』
とありました。

なおロックガーデンは人気の登山ルートで、この滝を境に写真8左側あたりからこれまで歩いてきた坂道とは比較にならない本格的な険しい岩石群の登山道になるという具合ですね。
なので今回はなんとなくプライベート感ただよう書き方してしまいましたが、地域では有名な道ですので、気になる方はよかったら。

ということで、今回はこんな感じです。

地図
兵庫県芦屋市山芦屋町+城山

関連リンク:
 →   芦屋市/芦屋ロックガーデン