NO. 499
坂名:伊達坂
住所:東京都渋谷区恵比寿

今回は渋谷区の伊達坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、恵比寿ガーデンプレイスの北東そばにあり、だいぶ前に取り上げたビール坂【NO.155】からなら東へ徒歩3分ほどのところにあります。

伊達坂【NO.499】1+
写真1

まずは坂上あたりの様子など。(写真1)
道幅の狭いクランク状の坂道でした。
ここからは坂下は見えませんが、高低差はけっこうあるようでしたね。

伊達坂【NO.499】2+
写真2

写真1で奥に見えていた曲がり角を右に曲がるとこんな風景でした。(写真2)
90度近いカーブなので、坂道風景的にも印象的でしたね。

伊達坂【NO.499】3+
写真3

写真2の道を下り、つきあたりの位置で振り返り坂上方向を見てみました。(写真3)
このあたりが一番急勾配でしたね。

ちなみにここには坂名の由来が書かれているような案内板はありませんでしたが、グーグルマップには「伊達坂」と書かれたピンが公開されていました。
あとは僕のブログもリンクしてくださっている「東京23区の坂道」のHPには、東京都渋谷区立白根記念郷土記念館による『渋谷の坂』(昭和60年)に、伊達坂の由来について記載があると伝えています。
HPには抜粋文があったので、一部をこちらでも抜粋させていただくとですね、
『この坂上に享保3年(1718)から伊予宇和島藩の伊達家の下屋敷があった。それ以前は、長府藩毛利甲斐守綱元の拝領屋敷で、坪数は約11,000坪あったという。この家敷が享保3年9月に上知となり、伊達家の下屋敷となったもので、同家はその後維新に至るまで変化はなかった。
明治22年(1889)から、この伊達屋敷があった一帯が伊達跡、その東側の地域が伊達前と称されるようになったが、昭和3年(1928)には両町が合併して伊達町となった。この坂名や町名は、いうまでもなく、伊達邸に由来するものである。
なお、現在恵比寿駅方面から田町駅方面に向かうバス路線に「伊達坂上」(恵比寿2丁目)という停留所があるが、このバス路線の坂道が伊達坂ではないので注意を要する。』
とありました。

坂上にあった伊達邸に由来するということみたいですね。

なおバス停として「伊達坂上」が出てきていますけど、今はそのような停留所はないようですね。

伊達坂【NO.499】4+
写真4

最後は坂下あたりから坂上方向を見てみたものです。(写真4)
坂上とは雰囲気の違う風景という感じでしたね。
このあたりの変化に気づいて楽しむのも坂道散歩の楽しみ方とも言えそうですね。

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
東京都渋谷区恵比寿

関連リンク:  
→   ビール坂【NO.155】 /渋谷区恵比寿 - 東京坂道さんぽ