NO. 498
坂名:しろへび坂、白蛇坂
住所:東京都文京区千駄木
今回は文京区の「しろへび坂」について取り上げてみたいと思います。
場所は文京区立森鴎外記念館の南東側にあり、前回取り上げた団子坂【NO.497】からなら南西に徒歩1分ほどのところにあります。
最寄り駅は東京メトロ千代田線・千駄木駅です。

写真1
まずは坂上あたりの様子など。(写真1)
階段坂でしたね。
ちょうどすぐそばの団子坂【NO.497】の高低差を階段で一気に下るくらいでした。
なので高低差は建物4階分くらいはありそうでしたね。
ビルが周りにない時代なら、団子坂【NO.497】同様ここからも海が見えたかもしれないですね。
ちなみにここには、坂名の由来が書かれているような坂の碑はありませんでしたが、グーグルマップには「しろへび坂」や「白蛇坂」という記載でピンが立っていますね。
なぜ”しろへび”なのかはわかりませんでしたが、坂道の形状あたりなんでしょうね。
またこの坂道は、第19回文の京都市景観賞にも選ばれていました。
推薦文も見られたので、そのまま抜粋させていただくとですね、
『上、中、下段の3階段からなる坂で上りきったところから、まるで狙って建てたかのように、スカイツリーが建物のちょうど間に建っているのが見えます。いつ頃から誰がどういう理由で名付けたかは知りませんが「しろへび坂」という名前もみょうに惹きつけられます。 』
とありました。
たしかに3段の階段ですね。
しかも、スカイツリーまで見えるとのこと。
そこでふと写真1を細かく見てみるとですね、偶然なのか散歩当時は分かって撮っていたのか忘れてしまいましたが(汗)、スカイツリーもきちんと写っていましたね。
マンションの隙間からスカイツリー見えていますよね。
あとはせっかくなので、まちづくり目線(アーバニスト目線でもいいかもしれないです)でこの坂道をみてみることにして、そこで調べてみると文京区のHPには文の京都市景観賞一次選考の講評も掲載されていましたよ。
これも抜粋させていただくとですね、
『スカイツリーが眺望できる貴重な場所となっている。急な階段坂で、坂の周囲の景観は特に優れたものではない。』
『 汐見小、文京八中の横の急坂。名前の由来不明。鷗外記念館から下る。急峻な坂道展望良し。』
『急峻な階段坂からスカイツリーが見える。昔は高い建物もなく眺めが良かったと思う。何故白へび坂と言われるだろうか?』
『ビルの谷間からスカイツリーが見える景観が面白い。急な階段に面する住宅で育てられている緑も坂の景観に大きく貢献している。』
なんてことが書かれてありました。
そして、評価は80点満点で48点だったみたいです。
ふむむ。(^^)
でもまあ専門家はこういう視点でみているということで、参考がてらでした。

写真2
坂上は公園(汐見児童遊園)になっていて、野外彫刻(「舞」というそうです)があったりといい感じで整備されていましたね。(写真2)
そしてこの背後には文京区立森鴎外記念館もありました。(この施設については団子坂【NO.497】のほうで取り上げています。)
あとは写真2の左右を走っている道は「薮下通り」といって、森鴎外の散歩道で小説にも登場しているそうですよ。

写真3
一気に坂下まできて坂上方向を見てみました。(写真3)
ここからだと3段の階段だというのもわかりやすいですね。

画像1
階段下の景色を見ながらふと思い出したのがこの浮世絵です。(画像1)
広重による「千駄木団子坂花屋敷」です。
これはどうも軽く調べてみると、団子坂と書いているわりには、その団子坂自体の風景はなくむしろ写真3方向の視点で高台をみているのではないかと、そんなふうに思いましたね。
手前の池のような絵は、いまはみられないですが、団子坂の坂下を南北に流れていた谷戸川(藍染川)という説があるそうです。
坂上にある建物は「紫泉亭」の可能性大とのことで、こちらは写真2ででてきた「薮下通り」沿いの団子坂よりのどこかにあったらしいです。
まあそんなわけで、この浮世絵はこちらの坂道で取り上げることにしてみました。
ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図:東京都文京区千駄木
関連リンク:
坂名:しろへび坂、白蛇坂
住所:東京都文京区千駄木
今回は文京区の「しろへび坂」について取り上げてみたいと思います。
場所は文京区立森鴎外記念館の南東側にあり、前回取り上げた団子坂【NO.497】からなら南西に徒歩1分ほどのところにあります。
最寄り駅は東京メトロ千代田線・千駄木駅です。

写真1
まずは坂上あたりの様子など。(写真1)
階段坂でしたね。
ちょうどすぐそばの団子坂【NO.497】の高低差を階段で一気に下るくらいでした。
なので高低差は建物4階分くらいはありそうでしたね。
ビルが周りにない時代なら、団子坂【NO.497】同様ここからも海が見えたかもしれないですね。
ちなみにここには、坂名の由来が書かれているような坂の碑はありませんでしたが、グーグルマップには「しろへび坂」や「白蛇坂」という記載でピンが立っていますね。
なぜ”しろへび”なのかはわかりませんでしたが、坂道の形状あたりなんでしょうね。
またこの坂道は、第19回文の京都市景観賞にも選ばれていました。
推薦文も見られたので、そのまま抜粋させていただくとですね、
『上、中、下段の3階段からなる坂で上りきったところから、まるで狙って建てたかのように、スカイツリーが建物のちょうど間に建っているのが見えます。いつ頃から誰がどういう理由で名付けたかは知りませんが「しろへび坂」という名前もみょうに惹きつけられます。 』
とありました。
たしかに3段の階段ですね。
しかも、スカイツリーまで見えるとのこと。
そこでふと写真1を細かく見てみるとですね、偶然なのか散歩当時は分かって撮っていたのか忘れてしまいましたが(汗)、スカイツリーもきちんと写っていましたね。
マンションの隙間からスカイツリー見えていますよね。
あとはせっかくなので、まちづくり目線(アーバニスト目線でもいいかもしれないです)でこの坂道をみてみることにして、そこで調べてみると文京区のHPには文の京都市景観賞一次選考の講評も掲載されていましたよ。
これも抜粋させていただくとですね、
『スカイツリーが眺望できる貴重な場所となっている。急な階段坂で、坂の周囲の景観は特に優れたものではない。』
『 汐見小、文京八中の横の急坂。名前の由来不明。鷗外記念館から下る。急峻な坂道展望良し。』
『急峻な階段坂からスカイツリーが見える。昔は高い建物もなく眺めが良かったと思う。何故白へび坂と言われるだろうか?』
『ビルの谷間からスカイツリーが見える景観が面白い。急な階段に面する住宅で育てられている緑も坂の景観に大きく貢献している。』
なんてことが書かれてありました。
そして、評価は80点満点で48点だったみたいです。
ふむむ。(^^)
でもまあ専門家はこういう視点でみているということで、参考がてらでした。

写真2
坂上は公園(汐見児童遊園)になっていて、野外彫刻(「舞」というそうです)があったりといい感じで整備されていましたね。(写真2)
そしてこの背後には文京区立森鴎外記念館もありました。(この施設については団子坂【NO.497】のほうで取り上げています。)
あとは写真2の左右を走っている道は「薮下通り」といって、森鴎外の散歩道で小説にも登場しているそうですよ。

写真3
一気に坂下まできて坂上方向を見てみました。(写真3)
ここからだと3段の階段だというのもわかりやすいですね。

画像1
階段下の景色を見ながらふと思い出したのがこの浮世絵です。(画像1)
広重による「千駄木団子坂花屋敷」です。
これはどうも軽く調べてみると、団子坂と書いているわりには、その団子坂自体の風景はなくむしろ写真3方向の視点で高台をみているのではないかと、そんなふうに思いましたね。
手前の池のような絵は、いまはみられないですが、団子坂の坂下を南北に流れていた谷戸川(藍染川)という説があるそうです。
坂上にある建物は「紫泉亭」の可能性大とのことで、こちらは写真2ででてきた「薮下通り」沿いの団子坂よりのどこかにあったらしいです。
まあそんなわけで、この浮世絵はこちらの坂道で取り上げることにしてみました。
ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図:東京都文京区千駄木
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