NO. 491
坂名:目黒不動男坂、不動男坂
住所:東京都目黒区下目黒

今回は、目黒区の目黒不動男坂について取り上げてみたいと思います。
場所は瀧泉寺(目黒不動尊)の境内にあり、いわゆる参道の階段です。
最寄り駅でいえば、東急目黒線・不動前駅ですかね。

なおこの坂道は、十数年前に「みちくさ学会」の記事でも取り上げていて、さらにみちくさ学会の電子書籍でも取り上げていますけど、実はブログで告知していなくて(汗)、ナンバリングもしていなかったので、今回は今年再訪問して写真も撮り、先日のブラタモリでは目白不動のことも取り上げていたので、新たに記事にしてみることにしました。

目黒不動男坂【NO.491】1
写真1

まずは坂下あたりの様子です。(写真1)
ここは47段の石段で、高低差もすごいですね。

現地には写真1でも見えているとおり、男坂と書かれている石碑がありました。
あとは瀧泉寺(目黒不動尊)の公式HPの境内案内にこの階段が男坂と書いてあり、江戸東京坂道事典でもこの階段は不動男坂と呼ばれていると書いてありました。

この階段坂のある瀧泉寺は目黒不動という名のほうが有名で、創建は平安時代初期の大同3年(808)とのことで、関東最古の不動霊場として、熊本の木原不動尊、千葉の成田不動尊と併せて日本三大不動の一つに上げられているそうです。
また江戸時代、三代将軍・徳川家光が街を護るため、目白不動(小石川)、目赤不動(駒込)、目青不動(世田谷)、目黄不動(小松川)、そして今回の目黒不動の五不動を江戸の5ヶ所に安置したことでも知られていて、当時は行楽客でたいへんなにぎわいだったそうです。

目黒不動男坂【NO.491】2
写真2

写真1の左側には「水かけ不動明王」や「独孤の滝」もありました。(写真2)
ちなみに「独孤の滝」がらみで江戸東京坂道事典では「願かけの信徒はその滝を浴びてはお百度をふんで男坂を上り下りしたのである」みたいなことが書かれてありました。

目黒不動男坂【NO.491】3
写真3

階段途中からの眺めです。(写真3)
訪れた日は縁日が開かれていました。
どうやら毎月28日に開催されているようですね。
江戸時代もこんな感じの賑わいだったのかなと思える、盛況ぶりでしたね。

目黒不動男坂【NO.491】4
写真4

階段上からの眺めです。(写真4)
もうここからだと下を眺めるのも怖いくらいの高低差でしたね。

目黒不動男坂【NO.491】5
写真5

最後は階段上の大本堂の様子など。(写真5)
本堂とともにここに鳥居があるんだという感じでしたね。

ということで、今回はこんな感じです。

地図
東京都目黒区下目黒

関連リンク:  
→   目黒不動尊
→  みちくさ学会 _ 目黒のパワースポットを上り下りしてみる powered by ライブドアブログ
→  みちくさ学会 研究報告第1集 自宅の近所・通勤通学路にあるもの【電子書籍】[ みちくさ学会 ] by 楽天ブックス