NO. 488
坂名:庚申坂
住所:東京都府中市小柳町
今回は、府中市の庚申坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、京王線・多磨霊園駅から南へ徒歩4分ほどのところにある坂道です。
前に取り上げた東郷寺坂【NO.486】からなら南へ徒歩1分くらいの場所ですね。

写真1
まずは坂下あたりの様子など。(写真1)
写真1右側には溝合神社が隣接していて、左にカーブしながら上っている、比較的傾斜のある坂道でした。
ちなみにここには、写真1の中央右側にも見えているとおり、坂名の由来が書かれた石の標識とプレートがあったので、そのまま抜粋させていただくとですね、
『この坂の名は、溝合神社にまつられている「庚申石橋供養塔 」「青面金剛像 」の二つの庚申塔に由来します。 庚申信仰は、江戸時代に広く流布した民間信仰です。これは人の身中にいて人を短命にする三匹の虫(三尸)を除いて長生きを願うという信仰です。この信仰のために人々は講をつくり、六十日に一度の庚申の日に寄り合い夜を明かします。また、講中では盛んに供養の庚申塔を造っています。庚申塔は、現在六十四基あります。 』
とありました。
庚申塔は他の地域の坂道でもよく出会いますね。
そういう意味では、ここは「溝合坂」というのもありだったのかもしれないですが、やはりここでも庚申信仰があったということを伝える意味でも「庚申坂」としたのかなと、妄想してみました。
また近くにかなしい坂【NO.487】があるので、反するように「長寿坂」というのも、由来説明を読むとありかもなあと。

写真2
坂上からの様子です。(写真2)
まわりには畑もあって、すぐ近くの東郷寺坂【NO.486】とは違って、のんびりした雰囲気でしたね。
あとは今昔マップで古地図も見てみると、掲載されている一番古い明治39年の地図にも今と同じ場所に記載があるので、それなりに古い坂道なんでしょうね。
ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図
東京都府中市小柳町
関連リンク:
→ 東郷寺坂【NO.486】/府中市小柳町+ 清水が丘 - 東京坂道さんぽ
→ かなしい坂【NO.487】/府中市清水が丘 - 東京坂道さんぽ
坂名:庚申坂
住所:東京都府中市小柳町
今回は、府中市の庚申坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、京王線・多磨霊園駅から南へ徒歩4分ほどのところにある坂道です。
前に取り上げた東郷寺坂【NO.486】からなら南へ徒歩1分くらいの場所ですね。

写真1
まずは坂下あたりの様子など。(写真1)
写真1右側には溝合神社が隣接していて、左にカーブしながら上っている、比較的傾斜のある坂道でした。
ちなみにここには、写真1の中央右側にも見えているとおり、坂名の由来が書かれた石の標識とプレートがあったので、そのまま抜粋させていただくとですね、
『この坂の名は、溝合神社にまつられている「庚申石橋供養塔 」「青面金剛像 」の二つの庚申塔に由来します。 庚申信仰は、江戸時代に広く流布した民間信仰です。これは人の身中にいて人を短命にする三匹の虫(三尸)を除いて長生きを願うという信仰です。この信仰のために人々は講をつくり、六十日に一度の庚申の日に寄り合い夜を明かします。また、講中では盛んに供養の庚申塔を造っています。庚申塔は、現在六十四基あります。 』
とありました。
庚申塔は他の地域の坂道でもよく出会いますね。
そういう意味では、ここは「溝合坂」というのもありだったのかもしれないですが、やはりここでも庚申信仰があったということを伝える意味でも「庚申坂」としたのかなと、妄想してみました。
また近くにかなしい坂【NO.487】があるので、反するように「長寿坂」というのも、由来説明を読むとありかもなあと。

写真2
坂上からの様子です。(写真2)
まわりには畑もあって、すぐ近くの東郷寺坂【NO.486】とは違って、のんびりした雰囲気でしたね。
あとは今昔マップで古地図も見てみると、掲載されている一番古い明治39年の地図にも今と同じ場所に記載があるので、それなりに古い坂道なんでしょうね。
ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図
東京都府中市小柳町
関連リンク:
→ 東郷寺坂【NO.486】/府中市小柳町+ 清水が丘 - 東京坂道さんぽ
→ かなしい坂【NO.487】/府中市清水が丘 - 東京坂道さんぽ