前回、渋谷区のフランス坂【NO.483】を取りあげたので、今回はそのすぐそばにある無名坂を取り上げておこうかなと思います。

写真1
NHK放送センターの南側に隣接している坂道です。
ここが今回、注目してみた坂道ですね。
左側にはNHK放送センターの建物が見えていて、写真1手前左右を井の頭通りが走っているという場所です。
ちまたでは奥渋谷とも言われているエリアですかね。
坂道風景的には街路樹もあって、NHK側には立派な石垣もあって、道幅も広かったですね。
ここから見える分には、高低差感をあまり感じないですけど、歩いてみるとけっこうな傾斜の坂道なんですよ。
ただそんな感じで、いい雰囲気の坂道ではあるんですが、この道路、渋谷エリアにあるような道路愛称名などはないんですよね。
なので、「NHK坂」とかでもいいでの坂名をつけてみるのもありなのかなと。
しかもこれだと坂名にアルファベットが入った日本初の坂名になるんじゃないですかね。(^^)

写真2
坂道風景を観察してみると、写真1左側のNHKの敷地内にはなんともすごいアンテナがついた放送設備が坂道から見えていました。
ちなみに、このすごいアンテナのあるNHK放送センターの建物を設計したのは、佐藤武夫、山下寿郎設計事務所、武藤構造力学研究所、日本技術開発、梓設計、日建設計とのことで、今となっては日本でも指折りの組織設計事務所が関わって計画されたようで、 BCS賞も受賞しているみたいですね。
(余談ですけど、個人的には僕も昔働かせてもらっていた組織事務所がこの中に入っていてすこしばかりうれしいですね。(^^))

写真3
坂上あたりからの眺めです。
ここからだと高低差具合もわかりやすいですね。
建物4階か5階はありそうでしたね。
ここも一度歩くと、記憶に残りやすい坂道かもしれないですね。
あとは、坂道沿いの名所として、ちょうど写真3のバスがいるその奥あたりには「国木田独歩住居跡」の碑がありましたね。
渋谷区のHPには『国木田独歩は、明治29年9月から、山路愛山の紹介でこの地に住みました。当時このあたりは、小川や林などの自然が豊かでした。ここでの生活や風光をもとに、有名な「武蔵野」などの名作を書きました。』とありました。
「武蔵野」、前に読んだような記憶がありますけど、またそのうち読み直してみますかね。

写真4
あとは、「二・二六事件慰霊像」も写真3の左側にありました。
二・二六事件についてはコトバンクにもあったので、一部抜粋させていただくとですね、
『昭和一一年(一九三六)二月二六日早朝、武力による国内改革を企図した皇道派青年将校らが起こした事件。首相官邸・警視庁などを襲い、内大臣斎藤実・大蔵大臣高橋是清・教育総監渡辺錠太郎を殺害、侍従長鈴木貫太郎に重傷を負わせ、陸軍省・参謀本部・国会・首相官邸などを含む永田町一帯を占拠した。翌日戒厳令が公布され、鎮圧された。将校の大半は死刑。事件後、統制派軍部の政治発言力は著しく強化し、軍部独裁に進んだ。』
とありました。
なるほど。
この歳になると、この場所についてもいろいろと響いてくるところがありますね。
若いひとはこれ見ても、ふーんというだけで、スルーしてしまいそうですけどね。
なお、さらに詳しいことはコトバンクにも書いてありましたので、気になる方は最後のリンクからどうぞ。
ということで、すこし前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図
東京都渋谷区神南+宇田川町
関連リンク:
→ フランス坂【NO.483】/渋谷区神南 - 東京坂道さんぽ
→ 渋谷公園通りと MIYASHITA PARK【とある街の風景389】/渋谷区宇田川町+神南 - 東京坂道さんぽ
→ シスコ坂【NO.354】 /渋谷区宇田川町 - 東京坂道さんぽ
→ 文化人の碑 _ 文化財・名所 _ 渋谷区ポータル
→二・二六事件(ににろくじけん)とは? 意味や使い方 - コトバンク

写真1
NHK放送センターの南側に隣接している坂道です。
ここが今回、注目してみた坂道ですね。
左側にはNHK放送センターの建物が見えていて、写真1手前左右を井の頭通りが走っているという場所です。
ちまたでは奥渋谷とも言われているエリアですかね。
坂道風景的には街路樹もあって、NHK側には立派な石垣もあって、道幅も広かったですね。
ここから見える分には、高低差感をあまり感じないですけど、歩いてみるとけっこうな傾斜の坂道なんですよ。
ただそんな感じで、いい雰囲気の坂道ではあるんですが、この道路、渋谷エリアにあるような道路愛称名などはないんですよね。
なので、「NHK坂」とかでもいいでの坂名をつけてみるのもありなのかなと。
しかもこれだと坂名にアルファベットが入った日本初の坂名になるんじゃないですかね。(^^)

写真2
坂道風景を観察してみると、写真1左側のNHKの敷地内にはなんともすごいアンテナがついた放送設備が坂道から見えていました。
ちなみに、このすごいアンテナのあるNHK放送センターの建物を設計したのは、佐藤武夫、山下寿郎設計事務所、武藤構造力学研究所、日本技術開発、梓設計、日建設計とのことで、今となっては日本でも指折りの組織設計事務所が関わって計画されたようで、 BCS賞も受賞しているみたいですね。
(余談ですけど、個人的には僕も昔働かせてもらっていた組織事務所がこの中に入っていてすこしばかりうれしいですね。(^^))

写真3
坂上あたりからの眺めです。
ここからだと高低差具合もわかりやすいですね。
建物4階か5階はありそうでしたね。
ここも一度歩くと、記憶に残りやすい坂道かもしれないですね。
あとは、坂道沿いの名所として、ちょうど写真3のバスがいるその奥あたりには「国木田独歩住居跡」の碑がありましたね。
渋谷区のHPには『国木田独歩は、明治29年9月から、山路愛山の紹介でこの地に住みました。当時このあたりは、小川や林などの自然が豊かでした。ここでの生活や風光をもとに、有名な「武蔵野」などの名作を書きました。』とありました。
「武蔵野」、前に読んだような記憶がありますけど、またそのうち読み直してみますかね。

写真4
あとは、「二・二六事件慰霊像」も写真3の左側にありました。
二・二六事件についてはコトバンクにもあったので、一部抜粋させていただくとですね、
『昭和一一年(一九三六)二月二六日早朝、武力による国内改革を企図した皇道派青年将校らが起こした事件。首相官邸・警視庁などを襲い、内大臣斎藤実・大蔵大臣高橋是清・教育総監渡辺錠太郎を殺害、侍従長鈴木貫太郎に重傷を負わせ、陸軍省・参謀本部・国会・首相官邸などを含む永田町一帯を占拠した。翌日戒厳令が公布され、鎮圧された。将校の大半は死刑。事件後、統制派軍部の政治発言力は著しく強化し、軍部独裁に進んだ。』
とありました。
なるほど。
この歳になると、この場所についてもいろいろと響いてくるところがありますね。
若いひとはこれ見ても、ふーんというだけで、スルーしてしまいそうですけどね。
なお、さらに詳しいことはコトバンクにも書いてありましたので、気になる方は最後のリンクからどうぞ。
ということで、すこし前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図
東京都渋谷区神南+宇田川町
関連リンク:
→ フランス坂【NO.483】/渋谷区神南 - 東京坂道さんぽ
→ 渋谷公園通りと MIYASHITA PARK【とある街の風景389】/渋谷区宇田川町+神南 - 東京坂道さんぽ
→ シスコ坂【NO.354】 /渋谷区宇田川町 - 東京坂道さんぽ
→ 文化人の碑 _ 文化財・名所 _ 渋谷区ポータル
→二・二六事件(ににろくじけん)とは? 意味や使い方 - コトバンク