NO. 481
坂名:金毘羅坂
住所:東京都府中市本町

今回は、府中市の金毘羅坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、妙光院の境内にあり、前回取り上げた御殿坂【NO.480】からなら東へ徒歩2分ほどのところにあります。
最寄り駅はJR・府中本町駅です。

金毘羅坂【NO.481】1
写真1

坂下あたりの様子です。(写真1)
あたりはお墓ばかりでしたね。(偶然にも明日がハロウィンというのも、狙ったわけではなかったので、なんだか奇遇すぎてあれですけど。)
そんな一角に階段があり、そこが金毘羅坂のようでした。

階段まわりの樹木もすごいですね。
崖地一面なので、迫力もすごかったですね。

なおこの崖地は、府中崖線の一部だそうですよ。

金毘羅坂【NO.481】2
写真2

中腹あたりまできて、坂上方向を見てみました。(写真2)
緑あふれる階段でした。

たしかこのときはウグイスも「ほーホケキョ」と何度も鳴いていて、ほっこりした思い出がありますね。

金毘羅坂【NO.481】3
写真3

坂上からの様子です。(写真3)
坂下とはかなりの高低差がありました。

ちなみにこのそばには、坂名の由来が書かれている案内プレートがあったので、そのまま抜粋させていただくとですね、
『この坂の名称は、妙光院の境外仏堂である金毘羅堂に由来するといわれます。坂は明治末期ごろにハケ下からの往来のためにつくられたものだといわれています。 坂名になっている金毘羅堂は、妙光院の鎮守堂です。仏堂は古くからまつられていますが、今のお堂は文化十三年(一八一六)に改築したものといわれます。 妙光院は真言宗の名刹で、戦国時代には八王子城主の北条氏照も帰依しており、徳川家康から寺領十六石を寄進されています。 』
とありました。

新しい坂道だったんですね。

金毘羅坂【NO.481】4
写真4

坂名の由来ともなった金毘羅堂(妙光院境外仏堂)です。(写真4)
こちらも写真3の背後すぐの場所にありました。
都の重宝に指定されている金銅蓮華形磬も保存されているそうです。
1816年に改築されたそうですが、それでも207年前ということになるので、かなり古い建物ということになりそうですね。

なお、この坂道のある妙光院は貞観元年(859)眞如法親王の開山と伝えられているそうです。
かなり古いですね。(補足ですが、この書き方をしているときは、”いい意味で”古いと言っているつもりですので、あしからず。)

ということで、今回はこんな感じです。

地図
府中市本町

関連リンク:  
→  御殿坂【NO.480】/府中市本町 - 東京坂道さんぽ
→  妙光院 _ 府中観光協会