NO. 471
坂名:曙坂
住所:東京都文京区西片

今回は、文京区の曙坂について取り上げてみたいと思います。
場所は文京区立誠之小学校の南側に位置し、前回取り上げた新坂(福山坂)【NO.470】からなら北へ徒歩5分ほどのところにあります。
最寄り駅でいえば、東京メトロ南北線・東大前駅が近いです。

曙坂【NO.471】1+
写真1

まずは坂下あたりの様子など。(写真1)
距離の短い石段坂でした。
ここからでも坂上あたりが見えていました。

両側の石垣のバリエーションも多くて、雰囲気もどこか風情がありましたね。

曙坂【NO.471】2+
写真2

坂上からの眺めです。 (写真2)
ここからだと高低差具合もわかりやすく、建物4階分くらいはありそうでしたね。
昔は建物も低層だったでしょうから、眺望もよかったかもしれないですね。

ちなみにここには、写真2でも見えているとおり、坂名の由来が書かれた案内板があったので、抜粋させていただくとですね、
『『江戸砂子』によれば、今の白山、東洋大学の北西は、里俗に鶏声ヶ窪といわれるところであった。明治2年(1869)に町ができて、鶏声暁にときを告げるところから、あけぼの(暁と同じ)を取り町名とした。この坂の場所と、旧曙町、鶏声ヶ窪とは少し離れているが、新鮮で、縁起の良い名称を坂名としたのであろう。この坂は西片と白山を結び、人びとの通学や生活に利用されてきた。昭和22年(1947)には旧丸山福山町・曙会の尽力により石段坂に改修された。 』
とありました。

”曙(あけぼの)”、改めて辞書をひいてみると「夜がほのぼのと明けはじめる頃。暁の終わり頃で、朝ぼらけに先立つ時間をさすという。」とのこと。
この坂名は意外と全国でもありそうでないんですよね。

あとは、文京区の曙坂を紹介しているHPには「坂手前の道には、蔦が生い茂る古い洋菓子店があります」とありますけど、詳しい場所が書かれてなくて、ちと気になっていたりします。
今もその古い洋菓子店あるんですかね。

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
文京区西片

関連リンク:  
→ 新坂(福山坂)【NO.470】/文京区白山 - 東京坂道さんぽ
→ 文京区 曙坂(あけぼのざか)