NO. 466
坂名:夢見坂
住所:京都府京都市東山区清水八坂上町+ 金園町+星野町+上田町

今回は、京都市の夢見坂について取り上げてみたいと思います。
場所は前回取り上げた二寧坂 (二年坂)【NO.465】のすぐ西側にある法観寺 (八坂の塔)から西へ下っている坂道です。
最寄り駅は、京阪本線・祇園四条駅か阪急京都線・河原町駅あたりです。

夢見坂【NO.466】1+
写真1

坂下あたりの様子です。 (写真1)
坂下から坂上までまっすぐな道で、高低差もあるので、法観寺 (八坂の塔)もよく見えましたね。

夢見坂【NO.466】2+
写真2

写真1とだいたい同じ位置より、さらに坂下方向も見てみました。 (写真2)
坂上から坂下までだいたいこのような街並みでしたね。
この坂道沿いも伝統的建造物群保存地区に指定されているため、このような古い町家の並ぶ景色が残されているようです。

夢見坂【NO.466】3+
写真3

中腹あたりまできて、坂上方向を見てみました。 (写真3)
なるべく人のいなさそうたタイミングで撮ったんですけど、それでも人多いですね。
着物の人はおそらくコスプレ(レンタル?)だと思われますけど、やはりこの景色の中だと違和感ないですね。

そして坂道風景的にも見どころたくさんでした。

夢見坂【NO.466】4+
写真4

坂上あたりの様子です。 (写真4)
人が多くて(コロナ前なので)、写真的に坂道の風景のほうわかりにくいのは申し訳ないです。
眺めはよかったんですけどね。

夢見坂【NO.466】5+
写真5

八坂庚申堂(金剛寺)の山門前にあった坂の碑です。 (写真5)
写真4でいえば中央左側にもちらりと見えていたのですよ。

これでこの坂道が「夢見坂」ということがわかったわけですが、由来については現地にそれらしき案内板などはなかったですね。
ただ、諸説としての由来はあり、聖徳太子が「いつか京都に都が遷る」という夢を見たところから「夢見坂」の名がついたと言われています。
これは坂上にある法観寺(八坂の塔)が聖徳太子によって建立されたとも伝えられているからですね。

夢見坂【NO.466】6+
写真6

最後は坂上あたりからの法観寺 (八坂の塔)の眺めなど。 (写真6)
この五重塔(通称で「八坂の塔」)は崇峻天皇5年(592年)に建てられたと言われていますね。
ただ今の五重塔は再建された姿(永享12年(1440)、室町幕府六代将軍・足利義教公によるもの)なので、当時からのものではないですけどね。

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
京都府京都市東山区清水八坂上町+ 金園町+星野町+上田町

関連リンク:  
→ 二寧坂 (二年坂)【NO.465】/京都市東山区桝屋町 - 東京坂道さんぽ