NO. 451 
坂名:幽霊坂 
住所:東京都港区三田

今回は港区の幽霊坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、亀塚公園からすぐで、前に取り上げた蛇坂【NO.450】から南西に徒歩で4分ほどのところにあり、最寄り駅でいえば、東京メトロ・白金高輪駅から北東へ徒歩5分ほどのところにあります。
あとは、魚籃坂( NO.407)からも近いですね。

幽霊坂【NO.451】1+
写真1

まずは坂下あたりの様子です。 (写真1)
ここも車1台がなんとか通れそうな道幅で、坂下あたりは急坂でした。

幽霊坂【NO.451】2+
写真2

坂道を上り、中腹あたりから坂下方向を見てみました。 (写真2)
ここからだと急坂具合もわかりやすく、高低差でいえば建物5階分くらいはありそうでしたね。

幽霊坂【NO.451】3+
写真3

写真2とだいたい同じ位置より、坂上方向を見てみたものです。 (写真3)
坂道はまだ続いていますが、若干傾斜具合はゆるやかになっていました。

幽霊坂【NO.451】4+
写真4

こちらは、写真3の右側にあった玉鳳寺の山門です。 (写真4)
高橋是清が寄贈したとされる山門と現地の石碑には書いてありました。
1906年(明治39年)7月に建立されたとのこと。

幽霊坂【NO.451】5+
写真5

あとは山門の左横には、化粧地蔵尊もありました。 (写真5)
真っ白なお地蔵さんはなかなか珍しいかもですけど、近寄ってみると元々は道端でよくみかける灰色の石像と同じ色だったんですけど、おしろいが塗られていて白く見えるみたいですね。
ちなみに、このお地蔵さんにおしろいを塗る事により、美肌成就、無病息災、延命長寿の御利益が得られるそうですよ。

幽霊坂【NO.451】6+
写真6

更に坂道を上ると、やっと坂上あたりが見えてきました。 (写真6)
どうやらここは、坂上から坂下までこの道幅なので、江戸時代からそれほど規模は変わっていないのかもしれないですね。

幽霊坂【NO.451】7+
写真7

最後は坂上からの眺めです。 (写真7)
この背後は聖坂【NO.300】の坂上あたりという立地具合でもありますね。

ちなみにここには、写真7でも見えているとおり坂名の由来が書かれている坂の碑があり、そのまま抜粋するとですね、
『坂の両側に寺院が並びものさびしい坂であるためこの名がついたらしいが有礼坂の説もある。幽霊坂は東京中に多く7か所ほどもある。 』
とありました。

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
港区三田

関連リンク:  
→ 港区ホームページ/幽霊坂
→ 港区ホームページ/No.590 高橋是清寄贈の山門
→ 蛇坂【NO.450】/港区三田 - 東京坂道さんぽ
→ 魚籃坂( NO.407)/港区三田+ 高輪 - 東京坂道さんぽ
→ 潮見坂【NO.299】&聖坂【NO.300】/港区三田 - 東京坂道さんぽ