今回は、杉並区のころころ坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、前に取り上げた長坂【NO.441】から西へ徒歩1分ほどの場所にあり、最寄り駅でいえば、西武新宿線・上井草駅が近いです。

ころころ坂【NO.442】1+
写真1

まずは坂上から坂下方向を見てみたものなど。 (写真1)
ここもまっすぐな坂道でした。
位置的には写真1の背後が西武新宿線という立地具合ですね。

今昔マップも見てみると、この坂道は昭和20年の地図から記載がありましたね。
なおこの直線具合は、この上井草界隈の道路の特徴で、まちづくりの詳しいことは、前にとりあげた四宮坂【NO.434】(最後にリンクあります)と同じですので、そちらのほうを読んでもらえればと思います。

あとは、写真1の右側にはコンクリート打ち放しのモダンな建物が見えていますけど、こちらは杉並区立井草中学校の校舎ですね。
いちおうこの建物は建築系の専門家が参考にするような建築雑誌でも取り上げられていて、設計はアール・アイ・エーとのこと。

ころころ坂【NO.442】2+
写真2

坂下あたりの様子です。 (写真2)
ここからだと高低差具合もわかりやすいですね。

ちなみにここには坂名の由来が書かれているような坂の碑はなかったのですが、上井草商店街振興組合による「かみいぐさ碁盤坂MAP」に記載があり、どんぐり山公園があることにちなむことからころころ坂と名付けられたとありました。
なお坂名をつけられたのは2011年頃のことのようで、これは2011年に上井草地区にある坂道の名前を公募し、そのあと坂道の名前が決まってから地図(かみいぐさ碁盤坂MAP)を発行したという経緯があるみたいですね。(このあたりの坂道はすべてこの経緯ですが、ふれないのも変なので四宮坂【NO.434】で載せた文をそのまま抜粋しました。)

どんぐり山公園は写真2の背後の道路に隣接した場所にありましたね。
地図では「どんぐり山児童遊園」とありますね。
ではなぜ、ころころ坂なのかというと、どんぐりがころころと坂道をころがっていくからとは思いますけど、それ以外にあくまで想像ですけど、” どんぐり山→児童遊園→童謡の「どんぐりころころ」→歌の歌詞「どんぐり ころころ どんぶりこ おいけにはまって さあたいへん ・・・・」 →ころころ坂” という感じからつけられたという可能性もあるのかなと。

最後は童謡の「どんぐりころころ」を知らない人はあまりいないとは思いますけど、やはりyoutubeにて歌の動画が公開されていたので、リンクしておきますよ。


動画

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
杉並区上井草

関連リンク:   
→ 長坂【NO.441】/杉並区上井草 - 東京坂道さんぽ
→ 四宮坂【NO.434】/杉並区上井草 - 東京坂道さんぽ
→ 上井草商店街へようこそ! / 上井草商店街振興組合
→ 施設案内 どんぐり山児童遊園|杉並区公式ホームページ