高尾山の男坂【NO.248】を上ったところに変わった門と階段があったので、立ち寄ってみました。

高尾山の三密の道と仏舎利塔に空海1
写真1

前にこのブログでも取り上げた高尾山の男坂【NO.248】の坂上あたりにありましたね。 (写真1)
階段と門。
前はインパクトのある門がなかったこともあり、なんとなくスルーしていまいましたが、今回は再チャレンジです。

階段空間としてみてもなかなか興味深いですね。
「三密の道」と門に書いてありますけど、これはこの階段のことですね。
なので、考えようによってはこれをこの階段坂の坂名と捉えてもいいかもしれないですね。

あとこの正面の門は、「苦抜け門」といって2014年8月に建立されたものだそうなので、元々は「三密の道」なる階段だけがそれまではあったようです。

そして門のそばには「三密」について書かれた石碑があったので、そのまま抜粋させていただくとですね、『仏教では人間の日常生活は三密 身(身体)口(言葉)意(心)の三つの働きから成り立っていると考えられております。 これこそが煩悩の元であり、身業、口業、意業の三業であるといわれます。 この三密の道を歩く時 煩悩(わずらい なやみ)を消すことを心に念じ歩いて下さい。 』
とありました。

コロナ禍の頃なら、三密=3密のほうに反応していたと思いますけど、今の自分的には煩悩のほうですかね。

ちなみに、三密については、東京新聞の記事でも取り上げられていて、そちらでは高尾山薬王院の法務部長、堀江承豊さんの話も載せていて、それによれば、身(身体)= 正しい行い(身)、口(言葉)= 正しい言葉(口)、意(心)= 正しい心(意)であり、「三つの密」とはこれらを心掛けるための修行のことを指すのだそうです。

あと調べた感じだと、この三密は空海の教えの言葉だったとも。

どうりで、石碑にも「この三密の道を歩く時 煩悩(わずらい なやみ)を消すことを心に念じ歩いて下さい。」なんてことが書かれていたり、高尾山の男坂【NO.248】の坂下あたりに空海の石像があったりしたんですね。

高尾山の三密の道と仏舎利塔に空海2
写真2

門をくぐり階段を見てみました。 (写真2)
いい階段ですね。

ただこのときは三密の道の深い意味などまったく意識せずに通ってしまいましたけど。(汗)

高尾山の三密の道と仏舎利塔に空海3
写真3

階段を上りきったところにも、同じつくりの門がありました。 (写真3)

高尾山の三密の道と仏舎利塔に空海4
写真4

そして、写真3の右側には仏舎利塔がありましたよ。(写真4)
ここのつくりも立派ですけど、この反対側のつくりも天狗がいたりしてすごかったですね。
今回はあえて写真載せませんけど、仏舎利塔を訪れたなら見ておいたほうがいいかもですね。

ちなみにこの仏舎利塔はお釈迦様の遺骨が納められているそうで、1930年にタイ国王室から寄贈されたものだそうですよ。

ということで、今回はこんな感じです。

地図
八王子市高尾町

関連リンク:
→ 山内めぐりマップ - 心を洗う山内めぐり【高尾山薬王院】
→ 高尾山の男坂【NO.248】/八王子市高尾町 - 東京坂道さんぽ
→ 高尾山に三密の道 仏の教え、コロナ下の生活に生かせる:TOKYO Web