とある街の風景368
住所:東京都中野区中野

そういえば、このブログでは中野ブロードウェイのことを取り上げていなかったので、今回はぶらりと歩いたときのことでも。

中野ブロードウェイと乃木希典【とある街の風景368】1
写真1

こちらは中野ブロードウェイ3階のブロードウェイ通りと名付けられている通路ですね。 (写真1)
このフロアはいわゆるサブカルの聖地として有名ですよね。
空間的にみると、天井が青空風な照明になっていて、ここにくるとああそういえばといつも思いだしますね。

前回の記事(中野サンプラザと階段と再開発【とある街の風景367】)でも書きましたけど、大学を卒業した直後は中野に住んでいたので、当時はここもちょくちょく立ち寄ることありましたね。
あの頃から20年以上は経つと思いますけど、変わってないですね。(笑)
ただそうは言っても、ここは1966年に開業しているので、経ってからすでに57年が経ち、東京都の耐震診断結果でも震度6強以上で倒壊の可能性があるで評価「II」となっていて(関連する都の資料は記事の最後にリンクしておきますね)、その資料をみるとどうやら耐震補強工事もされていないようなので、建物的には地震に対してかなり脆弱なんですよね。
20年、30年先のことを考えると、寂しいですけど、安全やら地域への影響なんかも踏まえてそろそろ建て替えも考えたほうがいいのかなあなんて、歩きながら考えたりもしましたね。

中野ブロードウェイと乃木希典【とある街の風景368】2
写真2

3階と4階をつなぐ階段と4階の店舗のコラボ風景がなかなか興味深かったのでぱちりと。 (写真2)
人がいなくなるタイミングがなかなかなくて大変でしたけど、なんとか撮れましたね。
そういえば、中をぶらぶらしていると、昔では考えられないほど、海外からの観光客の方々がけっこういて買い物を楽しんでいましたね。

あとは階段といえば坂道ということで(強引ですけど)、中野ブロードウェイの歴史を調べてみると、なんと港区の乃木坂の坂名の由来とも縁深いあの乃木希典ともここは関係しているみたいですね。
要はこの中野ブロードウェイができる前の敷地の一部が乃木希典の土地だったそうですよ。
その後、乃木希典の親族の反対など紆余曲折の末に中野ブロードウェイが建てられ、いまにいたるということみたいです。
乃木坂と中野ブロードウェイ、思わぬところでつながっていたんですね。

ということで、今回はこんな感じです。

地図 :中野区中野


関連リンク:






→ 要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果(PDFの22ページ)|東京都