NO.433
坂名:薬缶坂
住所:東京都新宿区若葉
今回は新宿区の薬缶(やかん)坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、前に取り上げた戒行寺坂【NO.431】からだと南東に徒歩5分ほどのところにあり、みなみもと町公園に隣接している坂道です。
写真1
まずは坂上あたりの様子など。 (写真1)
両側はみなみもと町公園ということで、都心の割には緑の多い独特な坂道風景でしたね。
写真2
写真1の背後は朝日橋というJRの線路の上に架けられた橋がありました。 (写真2)
ちなみにこの橋をわたり、すこし道沿いに徒歩1分もかからないところに、アニメ映画「君の名は。」ででてきた立花瀧が夜に彗星を眺めている印象的なシーンで描かれている舞台とよく似た場所がありますね。
詳しくは、トラベルjpの記事(映画「君の名は。」の聖地、東京・四谷の須賀神社階段と界隈の坂道めぐり)で取り上げてますので、気になる方は最後の関連リンクからどうぞ。
写真3
朝日橋から四谷方面(北東側)を見てみました。 (写真3)
正面はトンネルになっているとおり、昔は、トンネル上の緑があるレベルが元の地形みたいですね。
写真4
こちらはいきなりの夜景ですけど、違う日に朝日橋で撮ったものです。 (写真4)
方向的には南西の信濃町駅方面を見ています。
遠くには花火が見えていますけど、これはまさにコロナ前の神宮外苑花火大会の当日に撮ったものなのですよ。
この橋からだと地形的に高台ということもあって花火がよくみえて、けっこうなひとだかりができていましたね。
なのでここは花火もよく見える坂道とも言えそうですね。
写真5
最後は坂下あたりからの様子です。 (写真5)
緩やかなようで、けっこう高低差ありそうでしたね。
ちなみにここには坂名の由来が書かれているような坂の碑はありませんでした。
ただ「江戸東京坂道事典」によれば、新撰江戸名所図会に薬缶坂についての記載があるとあり、また、「今昔東京の坂」では「御府内備考」にて坂名の由来について2説あげているとあり、これら2冊はともに、まとめとして坂下のほうが岡場所(私娼窟)で、江戸時代は私娼のことを薬罐といっていて、遊女→人を騙す野干(狐)→薬罐と転訛したと考えられると書かれてありました。
なかなか深い意味のある坂名由来ですね。
ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図 :新宿区若葉
関連リンク:
坂名:薬缶坂
住所:東京都新宿区若葉
今回は新宿区の薬缶(やかん)坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、前に取り上げた戒行寺坂【NO.431】からだと南東に徒歩5分ほどのところにあり、みなみもと町公園に隣接している坂道です。
写真1
まずは坂上あたりの様子など。 (写真1)
両側はみなみもと町公園ということで、都心の割には緑の多い独特な坂道風景でしたね。
写真2
写真1の背後は朝日橋というJRの線路の上に架けられた橋がありました。 (写真2)
ちなみにこの橋をわたり、すこし道沿いに徒歩1分もかからないところに、アニメ映画「君の名は。」ででてきた立花瀧が夜に彗星を眺めている印象的なシーンで描かれている舞台とよく似た場所がありますね。
詳しくは、トラベルjpの記事(映画「君の名は。」の聖地、東京・四谷の須賀神社階段と界隈の坂道めぐり)で取り上げてますので、気になる方は最後の関連リンクからどうぞ。
写真3
朝日橋から四谷方面(北東側)を見てみました。 (写真3)
正面はトンネルになっているとおり、昔は、トンネル上の緑があるレベルが元の地形みたいですね。
写真4
こちらはいきなりの夜景ですけど、違う日に朝日橋で撮ったものです。 (写真4)
方向的には南西の信濃町駅方面を見ています。
遠くには花火が見えていますけど、これはまさにコロナ前の神宮外苑花火大会の当日に撮ったものなのですよ。
この橋からだと地形的に高台ということもあって花火がよくみえて、けっこうなひとだかりができていましたね。
なのでここは花火もよく見える坂道とも言えそうですね。
写真5
最後は坂下あたりからの様子です。 (写真5)
緩やかなようで、けっこう高低差ありそうでしたね。
ちなみにここには坂名の由来が書かれているような坂の碑はありませんでした。
ただ「江戸東京坂道事典」によれば、新撰江戸名所図会に薬缶坂についての記載があるとあり、また、「今昔東京の坂」では「御府内備考」にて坂名の由来について2説あげているとあり、これら2冊はともに、まとめとして坂下のほうが岡場所(私娼窟)で、江戸時代は私娼のことを薬罐といっていて、遊女→人を騙す野干(狐)→薬罐と転訛したと考えられると書かれてありました。
なかなか深い意味のある坂名由来ですね。
ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図 :新宿区若葉
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