今回は、前回取り上げたゼームス坂(NO.416)の坂下あたりにある「高村智恵子記念詩碑への階段」そばにゼームス邸跡地の碑があったので、そのときのことでも。
写真1
高村智恵子記念詩碑への階段はこの右後ろ(北西側)にあるという場所です。 (写真1)
急坂で、奥はゼームス坂(NO.416)のときにも取り上げた三越ゼームス坂マンションがあります。
なので、このあたりの小高い丘の上にゼームス邸がかつてあったということなので、やはり地形的にみてもこの坂道の坂上あたりにあったんでしょうね。
ちなみに、タイトルでも取り上げている「ゼームス邸跡地の碑」は、すでに写真1でも見えているんですけど、中央左にありますよね。
石碑にはかつてのゼームス邸のことが記されていたので、そのまま抜粋させていただくとですね、
『ゼームス邸跡地について 此の処は南品川英国人ジョン・M・ジェームス邸跡地である。M.ジェームスは慶応二年(1863年)二十八歳の時来日した。そして坂本竜馬等とも知り合い後に日本海軍創設に貢献し明治五年海軍省雇入れ以降幾多の変遷を経て住まいを此の地に構え隣人に慕われつつ明治四十一年七十歳にて没した。墓は身延山本堂裏山に在り「日本帝国勲二等英国人甲比丹ゼームス之墓」と刻まれている。その頃のジェームス在りし日を偲ぶ庭の欅も品川区の保存指定樹として樹齢百数十年の姿そのままに苔むす石垣と共に昔の面影を今に止めている。
』
とありました。
ゼームス氏の当時の人となりもわかる説明ですね。
そして石碑が、マンションのゼームス坂(NO.416)側(写真1でいえば左にすこし下ったところにあります)に面したところではなく、こちらのマンション北側にあるというのは、おそらくこの坂道が当時のゼームス邸のエントランスだった可能性高いですね。
あと調べてみると、どうやらゼームス邸の洋館は、ゼームス氏の死後、「三越」に売却され、鵠沼(藤沢市)にあった「三越」の保養所に移築されたそうですね。
(移築された洋館が今も藤沢に残っているかは、さっとはみつからず、調べる気力も尽きたので、またそのうちということで。)
写真2
こちらは、前回取り上げた高村智恵子記念詩碑への階段の途中からの景色で、写真2中央左に今回の坂道と石碑も見えていますよね。 (写真2)
そして、石碑のまわりには大樹がすごいですね。
これが説明(その頃のジェームス在りし日を偲ぶ庭の欅も品川区の保存指定樹として樹齢百数十年の姿そのままに苔むす石垣と共に昔の面影を今に止めている。 )にもあった欅なんでしょうね。
ゼームス邸の建物がなくなっても、このなんてことない坂道(地形)と欅はいまだに残っているというのはなんかいいですね。
ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図
品川区南品川
関連リンク:
→ 「ゼームス坂」ゆかりの ゼームス 品川人物伝 第17回|品川区
→ 高村智恵子記念詩碑への階段 /品川区南品川 - 東京坂道さんぽ
→ ゼームス坂(NO.416)/品川区南品川 - 東京坂道さんぽ
写真1
高村智恵子記念詩碑への階段はこの右後ろ(北西側)にあるという場所です。 (写真1)
急坂で、奥はゼームス坂(NO.416)のときにも取り上げた三越ゼームス坂マンションがあります。
なので、このあたりの小高い丘の上にゼームス邸がかつてあったということなので、やはり地形的にみてもこの坂道の坂上あたりにあったんでしょうね。
ちなみに、タイトルでも取り上げている「ゼームス邸跡地の碑」は、すでに写真1でも見えているんですけど、中央左にありますよね。
石碑にはかつてのゼームス邸のことが記されていたので、そのまま抜粋させていただくとですね、
『ゼームス邸跡地について 此の処は南品川英国人ジョン・M・ジェームス邸跡地である。M.ジェームスは慶応二年(1863年)二十八歳の時来日した。そして坂本竜馬等とも知り合い後に日本海軍創設に貢献し明治五年海軍省雇入れ以降幾多の変遷を経て住まいを此の地に構え隣人に慕われつつ明治四十一年七十歳にて没した。墓は身延山本堂裏山に在り「日本帝国勲二等英国人甲比丹ゼームス之墓」と刻まれている。その頃のジェームス在りし日を偲ぶ庭の欅も品川区の保存指定樹として樹齢百数十年の姿そのままに苔むす石垣と共に昔の面影を今に止めている。
』
とありました。
ゼームス氏の当時の人となりもわかる説明ですね。
そして石碑が、マンションのゼームス坂(NO.416)側(写真1でいえば左にすこし下ったところにあります)に面したところではなく、こちらのマンション北側にあるというのは、おそらくこの坂道が当時のゼームス邸のエントランスだった可能性高いですね。
あと調べてみると、どうやらゼームス邸の洋館は、ゼームス氏の死後、「三越」に売却され、鵠沼(藤沢市)にあった「三越」の保養所に移築されたそうですね。
(移築された洋館が今も藤沢に残っているかは、さっとはみつからず、調べる気力も尽きたので、またそのうちということで。)
写真2
こちらは、前回取り上げた高村智恵子記念詩碑への階段の途中からの景色で、写真2中央左に今回の坂道と石碑も見えていますよね。 (写真2)
そして、石碑のまわりには大樹がすごいですね。
これが説明(その頃のジェームス在りし日を偲ぶ庭の欅も品川区の保存指定樹として樹齢百数十年の姿そのままに苔むす石垣と共に昔の面影を今に止めている。 )にもあった欅なんでしょうね。
ゼームス邸の建物がなくなっても、このなんてことない坂道(地形)と欅はいまだに残っているというのはなんかいいですね。
ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図
品川区南品川
関連リンク:
→ 「ゼームス坂」ゆかりの ゼームス 品川人物伝 第17回|品川区
→ 高村智恵子記念詩碑への階段 /品川区南品川 - 東京坂道さんぽ
→ ゼームス坂(NO.416)/品川区南品川 - 東京坂道さんぽ