今回は、文京区の六角坂を取り上げてみたいと思います。
場所は、前回取り上げた堀坂( NO.409)の坂上から北へ徒歩2分ほどのところにあります。

写真1
まずは坂下あたりから坂上方向を見てみたものです。 (写真1)
このあたりは緩やかな傾斜具合でした。
奥の中腹あたりでカクンと左に曲がっていますけど、これは江戸時代の古地図(江戸切絵図)を見てもこの形だったので、昔からの形状みたいですね。

写真2
坂道の中腹あたりから坂上あたりを見てみたものです。 (写真2)
このあたりから傾斜具合がある坂道になっていました。
ちなみに、ここには写真2の右側にも見えているとおり、坂名の由来が書かれている案内板もあったので、そのまま抜粋させていただくとですね、
『「六角坂は上餌差町より 伝通院の裏門の前に出る坂なり、古くより 高家六角氏の邸の前なる坂故にかくいへり」(『改撰江戸志』)とある。 『江戸切絵図』(万延2年(1861)の尾張屋清七板)をみると、この坂が直角に曲がっているあたりに、六角越前守の屋敷があったことがわかる。 餌差町は、慶長年間(1596〜1615)、鷹狩の鷹の餌となる 小鳥を刺し捕えることを司る「御餌差衆」の屋敷がおかれたところである。近くに歌人・島木赤彦が下宿し,『アララギ』の編集にあたった「いろは館」があった。 』
とありました。
なお説明にもあった「六角越前守の屋敷」は、江戸時代の古地図(江戸切絵図)をみると、写真2の右側にあったようですね。
あとは左の建物に描かれている猫、気になりますね。
グーグル・マップには「立花隆事務所 猫ビル」とあったので、まさかと思い調べてみたら、やはり、ジャーナリストの立花隆氏が生前拠点としていた事務所ビルのようでしたね。
ただ事務所は現在閉鎖されているようですけど、この猫ビルについてはwikipediaに記載があり「猫ビルは、妹尾河童が『ぼくはこんな本を読んできた』で図解で紹介し、NHK『探検バクモン』でも紹介された。無類のワイン好きで、地下にはワインセラーを設置してあった。」とありました。
なお氏の著書は読んだことがなく、この猫ビルのことも今日知ったのですが、さすがにこのビルのビジュアルをスルーするわけにもいかず、ジブリのアニメ映画『耳をすませば』で主人公の父親役の声をやっていた方だったことを思い出し(このブログを読んでくれている方はアニメ好きの方もけっこう多いかと思い)、取り上げてみることにしました。
ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図
文京区小石川
関連リンク:
→ 堀坂( NO.409)/文京区小石川 / “こんにゃくえんま”伝説の源覚寺もすぐ - 東京坂道さんぽ
場所は、前回取り上げた堀坂( NO.409)の坂上から北へ徒歩2分ほどのところにあります。

写真1
まずは坂下あたりから坂上方向を見てみたものです。 (写真1)
このあたりは緩やかな傾斜具合でした。
奥の中腹あたりでカクンと左に曲がっていますけど、これは江戸時代の古地図(江戸切絵図)を見てもこの形だったので、昔からの形状みたいですね。

写真2
坂道の中腹あたりから坂上あたりを見てみたものです。 (写真2)
このあたりから傾斜具合がある坂道になっていました。
ちなみに、ここには写真2の右側にも見えているとおり、坂名の由来が書かれている案内板もあったので、そのまま抜粋させていただくとですね、
『「六角坂は上餌差町より 伝通院の裏門の前に出る坂なり、古くより 高家六角氏の邸の前なる坂故にかくいへり」(『改撰江戸志』)とある。 『江戸切絵図』(万延2年(1861)の尾張屋清七板)をみると、この坂が直角に曲がっているあたりに、六角越前守の屋敷があったことがわかる。 餌差町は、慶長年間(1596〜1615)、鷹狩の鷹の餌となる 小鳥を刺し捕えることを司る「御餌差衆」の屋敷がおかれたところである。近くに歌人・島木赤彦が下宿し,『アララギ』の編集にあたった「いろは館」があった。 』
とありました。
なお説明にもあった「六角越前守の屋敷」は、江戸時代の古地図(江戸切絵図)をみると、写真2の右側にあったようですね。
あとは左の建物に描かれている猫、気になりますね。
グーグル・マップには「立花隆事務所 猫ビル」とあったので、まさかと思い調べてみたら、やはり、ジャーナリストの立花隆氏が生前拠点としていた事務所ビルのようでしたね。
ただ事務所は現在閉鎖されているようですけど、この猫ビルについてはwikipediaに記載があり「猫ビルは、妹尾河童が『ぼくはこんな本を読んできた』で図解で紹介し、NHK『探検バクモン』でも紹介された。無類のワイン好きで、地下にはワインセラーを設置してあった。」とありました。
なお氏の著書は読んだことがなく、この猫ビルのことも今日知ったのですが、さすがにこのビルのビジュアルをスルーするわけにもいかず、ジブリのアニメ映画『耳をすませば』で主人公の父親役の声をやっていた方だったことを思い出し(このブログを読んでくれている方はアニメ好きの方もけっこう多いかと思い)、取り上げてみることにしました。
ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。
地図
文京区小石川
関連リンク:
→ 堀坂( NO.409)/文京区小石川 / “こんにゃくえんま”伝説の源覚寺もすぐ - 東京坂道さんぽ