今回は、渋谷区の鍋島松濤公園を訪れたときに気になる場所がいくつかあったので、そのことについてでも。

鍋島松濤公園よこの坂道と隈研吾氏が手がけたトイレ1
写真1

まずはやはり坂道ですね。 (写真1)
左側に鍋島松濤公園が隣接しているという立地具合とあわせて坂道風景的にもいい感じの坂道でしたね。
ここも名前のない坂道でしたけど、しゃれた舗装や公園の樹木、傾斜具合が印象的でしたね。

ちなみに写真1の背後から東側に伸びて、最終的に渋谷文化村ストリートと合流する道は「鍋島松濤公園通り」と名付けられているようでした。
ただこの道は平坦な道だったので、どうせなら写真1の坂道も含めてほしかったなあ、なんて思ってみたり。

鍋島松濤公園よこの坂道と隈研吾氏が手がけたトイレ2
写真2

そして、写真1でもちらりと見えていたのですが、坂道をさらに上り、公園内をみると、なにやら気になる建物が見えていましたね。 (写真2)

鍋島松濤公園よこの坂道と隈研吾氏が手がけたトイレ3
写真3

もしかして?と思い、園内に入りその建物がよく見えるところに来てみました。 (写真3)
なんと、ここに隈研吾氏が手がけたトイレがあったんですよ。
実は、今回、ここに来たのは東急百貨店・本店の見学ついでにふらりと訪れたので、特に下調べもしていなかったので、こんなところにあったんだという感じでしたね。

ちなみに、こちらは隈研吾氏によると集落のようなトイレの村をデザインしたとのことで、実はこれ日本財団が実施する公共トイレプロジェクト( THE TOKYO TOILET プロジェクト)の一環らしく、このようなアート的要素の強い公共トイレが渋谷区内には現在、17箇所あるそうですよ。


動画

なおyoutubeには 今回のTHE TOKYO TOILET プロジェクトの紹介動画もあったので、この際だからリンクしておきすよ。

鍋島松濤公園よこの坂道と隈研吾氏が手がけたトイレ4

写真4

坂道の中腹あたりから坂下方向を見てみたものです。 (写真4)
こうしてみると高低差けっこうありましたね。

鍋島松濤公園よこの坂道と隈研吾氏が手がけたトイレ5
写真5

写真4の右側は、鍋島松濤公園の松濤側入口がありました。 (写真5)
いい階段風景ですね。
あとは奥の池の部分が今回の坂下と同じ高さレベルというのも興味深いですね。

なお、ここはかつて紀州徳川家の下屋敷があった場所で、その後の1876年(明治9年)に佐賀・鍋嶋家に払い下げられ、その鍋嶋家がここに茶園を開き、「松濤園」と名付け、「松濤」というブランドでお茶を販売していたそうですよ。

鍋島松濤公園よこの坂道と隈研吾氏が手がけたトイレ6
写真6

坂上あたりの様子です。 (写真6)
写真4や写真5の位置よりも高いので、坂下からだとかなりの高低差かもですね。
松濤の高級住宅と公園の樹木がひろがる坂道風景も印象深かったですね。

あと、ひととおり歩いて思ったのは、余計なお世話かもしれないですけど、坂道に名前をつけると、住民やら使う人の道路(坂道)への関心も高くなり、その影響ですこしは路上駐車も減る可能性あるかもなんてなんてこれまでの散歩体験もまじえて思ってみたんですけど、どうなんでしょうね。

ということで、今回はこんな感じです。

地図
渋谷区松濤

関連リンク:
→ 鍋島松濤公園トイレ - THE TOKYO TOILET
→ 鍋島松濤公園 | 区立公園 | 渋谷区ポータル
→ 渋谷文化村ストリートの坂道 / 渋谷区松濤+ 神泉町+ 円山町 - 東京坂道さんぽ