吉郎坂／千代田区神田駿河台【NO.216】その2

今回はひさびさに千代田区の吉郎坂を訪れることができたので、そのときのことでも。


写真1

吉郎坂の中腹あたりから坂上方向を見てみたものです。 （写真1）
風景的にはほぼ変わりがないようでした。

ただですね、吉郎坂についてさらに調べてみると、明治大学のHPで、1999年にロビーで開催された「第２回 明治大学小史展」のパンフレットがPDFで見られて、そこに『版画『駿河台　明治大学』（昭和16年ころ） 　山形県出身の奥山儀八郎が明治大学一帯を広重様式で版画にしたものです。胸突坂（むねつきざか、今の吉郎坂）を軍隊行進するようすも描かれています。 』
と書かれていたのですよ。

それで調べてみるとたしかに奥山儀八郎氏の版画「駿河台　明治大学」（1942年作）があり、昔の吉郎坂（NO.216）の坂下からの風景が描かれていましたね。
坂上にはできたばかりとも言える山の上ホテル（1937年完成なので）があり、坂下には明治大学の以前のレトロ外観の校舎も描かれていましたよ。
（なおその版画については日本では70年問題もあり、浮世絵のようには扱えそうにないので、気になる方は”　山儀八郎氏の版画「駿河台　明治大学」　”などで検索すると版画を公開している海外のサイトがでてきますよ。）


写真2

坂上の山の上ホテルですね。 （写真2）
2019年12月にリニューアルオープンした後としては初ですかね。
しかもリニューアルで創業当時の姿に戻ったらしいですよ。

ちなみに、昨日ですかね、村上春樹さんが長編小説「街とその不確かな壁」を出版されたということで、プチネタですけど、以前書いたブログの記事（記事名：山の上ホテル）で、山の上ホテルについて、「あの村上春樹さんも以前はよく仕事で使っていたとのこと。ただ結婚式など多かったことが難点だったとある新聞で述べていたそうです。」なんてことも書いてましたね。

また雑誌POPEYEの公式ツイッターの2014年8月26日のつぶやきで、『最新号「サンドイッチと…」では、バーとサンドイッチの関係を考えました。村上春樹は言います。良いバーは旨いサンドイッチを出すと。山の上ホテルのバー ノンノンは何度も紹介してきたけど、やはりサンドイッチもGOOD。この佇まいがいいよね。』なんてことも書かれてありました。
サンドイッチ、いいですね。(^^)
というか村上さんの小説にも時々でてましたね、サンドイッチ。
山の上ホテルのバー ノンノンは今もあるみたいなので、気になる方は坂道歩きついでに行ってみるのもいいかもしれないですね。

ということで、今回はこんな感じです。

地図：千代田区神田駿河台


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