ある街の風景350
住所:東京都江東区有明

今回はゆりかもめ・有明駅(およびりんかい線・国際展示場駅)そばの有明中央橋あたりを歩いたときのことでも。

有明中央橋横の坂道からの首都高湾岸線(とある街の風景350)1+
写真1

有明中央橋は、ゆりかもめ・有明駅(およびりんかい線・国際展示場駅)のすぐ北側にあって、首都高湾岸線の上に架かっている陸橋で、写真1は、その橋の袂からの眺めです。 (写真1)
時間帯もあいまって、なんとなくトランペットが吹きたくなる気分になりましたね(吹けないですけど(^^))。
とにかく手前は橋下の道路へと行ける坂道、そして遠くに見えるお台場の街並みに首都高湾岸線、この風景は撮らずにはいられなかったですね。(^^)

お台場に来たことがある人ならば、この埋立地を横断する首都高湾岸線はどこかで見たこともあるはず。
今はちょうど大河ドラマで徳川家康がやっていることもあり、こういう壮大な東京の風景を見るとつい” お手伝い普請”のことが頭をよぎってしまいますね。
これだけの景色(インフラ)を整備するのに、どれだけの人の税金と労力が投入されたのだろうか、なんてことまで考えていると、東京の都市インフラは都民の負担(と労力)だけではこんなものはできないだろうし、結局、現代版のお手伝普請で出来たものなんだろうなあ、なんてことを思ってしまいましたね。
なんかそう思うと感謝とともに気力が湧いてきましたよ。(^^)

有明中央橋横の坂道からの首都高湾岸線(とある街の風景350)2
絵図

こちらの絵図は、(写真1の)目の前に見えている景色は、昔どうだったのだろうと思い、今昔マップの古地図を拝借して、絵図にしたものです。
右側が現在、左側が昭和7年の地図で、赤い線で囲んでいるのが写真1の場所です。
昔はここ、海だったんですよね。
あのレインボーブリッジそばの台場だけがぽつねんとあって、なかなかの風景だったんですね。
わかってはいたことなんですけど(僕自身はという意味で)、やはりこの絵図を見ると、ため息(いい意味で)でますね。

ということで、今回はこんな感じです。

※ちなみに、お手伝普請は昔からのものですけど、”現代版のお手伝普請”という言い方や考え方については、竹村公太郎氏の著書からの引用です。

地図 :江東区有明


関連リンク:
→ 今昔マップ on the web/時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部 谷謙二(人文地理学研究室)