NO.380
坂名:明神坂
住所:東京都福生市熊川


今回は、福生市の明神坂を取り上げてみたいと思います。
場所は、JR青梅線・拝島駅から西へ1kmほどのところにある崖地を行き来する坂道です。

明神坂(NO.380)1+
写真1

まずは坂下あたりの様子など。 (写真1)
左側のすごい高低差の崖地を上っている坂道が明神坂です。
崖地の擁壁のせいかあたらしめに見えますけど、今昔マップの古地図をみても、明治39年の地図には記載があるので、けっこう古くからある坂道のようですね。

明神坂(NO.380)2+
写真2

坂を上り、坂上方向を見てみたものです。(写真2)
この道幅なこともあり、車やバイクは通行できないみたいでしたね。

明神坂(NO.380)3+
写真3

さらに上り、坂下方向を見てみました。 (写真3)
このあたりにくると、景色の開け具合もあってか、道幅の狭さはあまり感じなくなりましたね。

明神坂(NO.380)4+
写真4

坂上あたりまでやってきて、再び坂下方向を見てみました。 (写真4)
このあたりからは崖地の大きな樹木が道路までせり出してきて眺望はあまり期待できないようでしたね。
ただこの樹木が大きくなる前の昔なら、坂上からの眺望もけっこうよかったのかもしれないですね。

ちなみに、ここには坂名の由来が書かれたような案内板はありませんでした。
ただ、福生市史には、この坂道について記載があり、そのまま抜粋するとですね、
『熊川神社(旧礼拝大明神)の西側、ハケ下の下河原に下る道、田方開拓や作場道として重宝された。』
とありました。
なお熊川神社は今も坂道の北東側すぐの場所にあります。
なので、熊川神社(=旧礼拝大明神)が、坂名の由来ということでいいみたいですね。

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図:福生市熊川


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