NO.377
坂名:天神坂
住所:東京都目黒区柿の木坂+八雲

今回は、目黒区の天神坂を訪れたときの話でも。

天神坂の場所は、東急東横線・都立大学駅から北へ徒歩4、5分のところにあり、坂上あたりにはめぐろ区民キャンパスなどが隣接している坂道です。

[坂下あたりの様子]


天神坂(NO.377)1
写真1

まずは坂下あたりの様子など。 (写真1)
このあたりは、個人商店が建ち並ぶ商店街になっていました。

なおこの道路は、「柿の木坂通り」という通り名がついているので、もしここに坂名がついてなかったら、ここが”柿の木坂”かも?なんて推理してしまいそうな通り名かもですね。

あと、このすぐ左側には常圓寺があり、創建は天正18年(1590)で、その後もずっとこの地にあるという歴史のあるお寺もありましたね。

[中腹あたりの様子と北野神社]


天神坂(NO.377)2
写真2

さらに坂を上り、坂下方向を見てみました。 (写真2)
こうしてみると結構な高低差があり、個人商店が立ち並んでいる様子もわかりやすいですね。

天神坂(NO.377)3
写真3

写真2の左側にもちらりと見えていたのですが、坂道の途中には北野神社がありました。 (写真3)
現地の案内板には、1777年9月に再興されたとあったので、こちらもかなり前からこの地に存在している神社のようでしたけど、現在の場所になったのは昭和初期の宅地整理の頃らしいです。

ちなみに天神坂の坂名の由来は、あとでも触れますけど、この神社だそうなので、天神坂という坂名も宅地整理のあとについた可能性が高いかもしれないですね。

[坂名の由来について]


天神坂(NO.377)4
写真4

すこし坂を上ると、坂の碑があったので、坂道風景とあわせて。 (写真4)
坂の碑には、坂名の由来についても書かれていて、そのまま抜粋するとですね、
『坂の途中に北野神社があり,天神様(菅原道真)を祀っていることからこの坂名となった。坂のあるこの道は、もとは駒沢方面へ通じる古道であったが,現在は直線的になり経路も変更になっている。』
とのこと。

[坂上あたりの様子とめぐろ区民キャンパス]


天神坂(NO.377)5
写真5

一気に坂上あたりまできて、坂下方向をみてみました。 (写真5)
写真右側にはめぐろ区民キャンパス公園が隣接していて、どうやらこの公園とあわせて、この坂道も整備されたようで、公園と一体感のあるつくりになっていましたね。

ちなみに、このめぐろ区民キャンパス公園を含む、一体は、昔というか数十年前まで、今は八王子市にある東京都立大学があったみたいで、今昔マップの古地図を見ても記載がありましたよ。

天神坂(NO.377)6
写真6

最後は、めぐろ区民キャンパスの建物でも。 (写真6)
こちらも天神坂に隣接している建物とも言えますかね。
めぐろ区民キャンパスはホールや図書館、体育館などのある複合施設なので、散歩の休憩スポットとしても使えそうですね。
なお、この建物は、特徴的な外観のとおり、建築散歩スポットとしてもおすすめで、設計は日本設計が担当した建物だそうですよ。

ということで、今回はこんな感じです。

地図
目黒区柿の木坂&八雲

関連リンク:
→ 小杉山 常圓寺|日蓮宗 寺院ページ
→ めぐろ区民キャンパス 目黒区
→ 柿の木坂(NO.374)/ 目黒区柿の木坂 - 東京坂道さんぽ
→ 宮前坂(NO.276) / 目黒区八雲 - 東京坂道さんぽ