象の鼻テラスが隣接する象の鼻地区の波止場を歩きながら、ふと昔あった坂道のことを思いだしてみました。

象の鼻地区の波止場と衣紋坂の今1
写真1

こちらは象の鼻地区の波止場に設置されているスクリーンパネルです。 (写真1)
夜は写真1のような照明演出がされているので、思わず写真撮りたくなってしまいますよね。

ただ今回は、このスクリーンパネルだけでなく、実はその向こうの街並みの中に、以前、トラベルjpの記事(「横浜・関内にも坂道があった?JR関内駅そばの「衣紋坂」と界隈史跡めぐり」)でも取り上げた、横浜市開港記念館(ジャックの塔)、神奈川県庁舎(キングの塔)、横浜税関(クイーンの塔)というあの横浜3塔もなにげに写ってたりするんですよ。

また、横浜3塔は「みなと大通り」と呼ばれている通りにすべて隣接していて、写真1でいえば、写真中央のスクリーンパネルの奥にあるビルとビルの間がまさにみなと大通りなんですよ。
そして、みなと大通りはかつての衣紋坂(NO.282)でもあるんですよね。

象の鼻地区の波止場と衣紋坂の今2++

こちらの地図絵は、写真1だけではわかりにくいかもしれないので、今昔マップの比較地図を拝借して、位置関係を描いてみたものです。
写真1の場所は、青文字で記しているところで、そこから陸方向を見ています。
そして、かつての衣紋坂(NO.282)は太い赤線で描いているところですね。
ちなみに左の古地図は明治39年(1906年)に測図したもので、右側の地図が現在のものです。

こうして古地図を見てみると、写真1は、かつての衣紋坂(NO.282)からの景色とも言えそうですね。 (^^)

なお、以前に昔の絵図も参考にしながら、かつての衣紋坂(NO.282)の姿を予想している記事(「衣紋坂(NO.282)その2」)も書いてますので、気になるかたは下のリンクからどうぞ。

象の鼻地区の波止場と衣紋坂の今3
写真2

最後は、衣紋坂(NO.282)の最北端すなわち現在の波止場から見えるみなとみらいの街並みをぱちりと。 (写真2)
昔の横浜ってどんな感じだったんでしょうね。

ということで、けっこう前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図
神奈川県横浜市中区海岸通

関連リンク:
→ 衣紋坂(NO.282) / 神奈川県横浜市中区真砂町1あたり / 東京坂道さんぽ
→ 衣紋坂(NO.282)その2 / 神奈川県横浜市中区真砂町1あたり - 東京坂道さんぽ
→ 横浜港 象の鼻地区(象の鼻パーク) 横浜市
→ 今昔マップ on the web/時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部 谷謙二(人文地理学研究室)