今回も無名坂で国分寺崖線上にある坂道についてです。
場所は、観音寺に隣接していて、前回とりあげた「西町2丁目の富士山が見える坂道」とは坂下あたりで合流している坂道です。

観音寺に隣接する富士山もなんとかみえる坂道1
写真1

坂上あたりからの様子です。 (写真1)
ここも国分寺崖線上にある坂道で、この坂道でいえば、右側が崖地となっていて、ここからでも坂下あたり(すなわち崖下ですね)が見えていて、写真1でもわかるとおり国分寺崖線の高低差をそのまま感じることができる坂道でしたね。

また道路右側は、観音寺の境内なのですが、ここから坂下あたりまですべて塀で仕切られていました。
これは塀の向こうはお墓が並んでいるので、住宅街からは見えないようしているからだと思います。

ちなみに今回の坂道に隣接している観音寺は、公式HPによると、起源は鎌倉後期(1185年〜1333年)と伝えられていて、戦国時代に北条氏滝山城(八王子)の鬼門(東北方)を護る寺として現在の武蔵村山市で創建されたそうですが、その後、江戸中期の新田開発に伴い今の地に移築され、現在に至っているとのこと。
なのでかなり古くからあるお寺のようですね。
あと、境内には八王子の滝山城にあった城門が移築されて残されているそうですよ。

観音寺に隣接する富士山もなんとかみえる坂道2
写真2

今回の坂道は南東に下っていて、写真1の右側(南西方向すなわち富士山方向)が崖ということは、目の前の塀がなければ富士山が見えるのではないかと思い、カメラを持ち上げて、塀向こうの景色を撮ってみると、予想通り富士山が見えていましたね。 (写真2)

なので、やはりここは塀がなければ、ふつうに坂道からもなんの苦労なく富士山が見えそうでしたね。

観音寺に隣接する富士山もなんとかみえる坂道3
写真3

最後は、望遠レンズで富士山を撮ってみたものです。(写真3)
この見え方だと、夏であれば樹木の葉でみえなかったかもしれないですけど、この日はちゃんと見えてラッキーだったかもしれないですね。

やはり坂道からの風景は季節物だなと改めて感じましたね。

ということで今回はこんな感じです。

地図
国分寺市西町

関連リンク:
→ 西町2丁目の富士山が見える坂道 / 国分寺市西町 - 東京坂道さんぽ
→ 福寿山無量聚院観音寺 | 東京都国分寺市の真言宗豊山派寺院の観音寺。