今回も国分寺崖線上の坂道を取り上げてみます。
場所は、JR国立駅から北西に徒歩で12分ほどの場所で、現在は稲荷坂通り沿いにあり、坂上そばには国分寺市立・光図書館がある坂道です。

稲荷坂(通り)(NO.373)1
写真1

まずは坂下あたりの風景でも。 (写真1)
広々とした交差点からの坂道という感じでした。

ちなみに、この坂道、坂道マニアの中でもここを稲荷坂として取り上げている人はいなかったのですが、「公益財団法人あしたの日本を創る協会 」のサイトで、この坂上あたりに位置する高木町のまちづくりのことを説明する中で、地元の方が「稲荷坂を上りきった台地の先から高木町が始まります」と書かれていることから、ここを名前のある坂道のひとつとすることにしました。

あと、ここがなぜ稲荷坂通りと呼ばれるようになったかについては、諸説あると思いますが、写真1でいえば、左中央に稲荷神社があるので、そのあたりが由来なのかなと思っています。
なお、GO TOKYO による「こくぶんじウォーキングマップ」には、この稲荷神社のことが書かれてあり、そのまま抜粋させていただくとですね「平兵衛(へいべえ)新田の鎮守。道に迷った名主を白狐が案内したという伝説にもとづいて建立されました」とあり、逸話も興味深く、ウォーキングマップの立ち寄りスポットにも選ばれているくらいなので、地域では有名な神社のようですね。

稲荷坂(通り)(NO.373)2
写真2

坂上あたりから、ぎりぎり坂下あたりが見えるポイントでの風景です。 (写真2)
ぐぐっとカーブしていて、歩いているときはけっこう記憶に残る坂道風景でしたね。

稲荷坂(通り)(NO.373)3
写真3

坂道を上りきり、南西側にあるはずの富士山方向をみると、坂上の住宅街の道路の隙間からやはり富士山が見えていましたね。 (写真3)
写真3でいえば、左側に今回の稲荷坂通りがあるという位置関係です。

この見え方の感じであれば、周りに家がない頃なら坂道を歩きながらでも富士山がみえたかもしれないですね。

稲荷坂(通り)(NO.373)4
写真4

最後は、写真3の位置から、望遠レンズを使って富士山を撮ってみたものです。 (写真4)
国分寺崖線の崖上なのでやはりけっこうな見え具合ですね。
このあたりに住んでいる方羨ましいです。(^^)

ということで、今回はこんな感じです。

地図
国分寺市光町