今回はなかんだの坂(NO.359)に隣接した「なかんだの坂市民緑地」なる場所もせっかくなので、取り上げておこうと思います。


場所としては、なかんだの坂(NO.359)の坂上あたりにあるということで、前に取り上げた「なかんだの坂(NO.359)」の記事でもちらりとふれていますので、気になる方は下にリンクしている過去記事や地図にてどうぞ。

成城三丁目なかんだの坂市民緑地の階段1
写真1

まずは、なかんだの坂市民緑地の入口にあった説明板など。(写真1)
看板左側の絵が、なかんだの坂市民緑地の敷地案内図ですね。
下の方に入口とあり、その下が道路になっていますけど、こちらがなかんだの坂(NO.359)の坂上あたりになりますかね。
なので、図の方では上にいくほど下る形になっていて、ちょうど国分寺崖線の崖地と重なっているという具合ですかね。

ちなみになかんだの坂(NO.359)でも出てきた、坂名の由来が書かれた看板とはこのことで、看板中央に「名の由来」とあるのでそれです。
あとは、市民緑地とはなんぞやという方のための説明もありますね。
抜粋すると『民間の土地を、地域の人が利用できるように公開しながら、みどりの保全を図っていく緑地です。』とあり、まあそのままなのですが、ここは、前に書いたブログの記事「せたがや百景のひとつ、成城3・4丁目の崖線(とある街の風景314)」で取り上げた成城3・4丁目の崖線のなかにあり、ある意味、意図して保全しないとあっというまに家が立ち並んでしまいそうな場所柄でもあるのかもしれず、そういう目線でみるとこのエリアには市民緑地がたくさんあるのも地域の方々の昔ながらの崖線風景を残したいという気持ちがそうさせているような気もしますね。
そしてそれがきちんと成立しているところがまたこのまちの高級住宅街たるところなのかもなあとも思ってみたり。

成城三丁目なかんだの坂市民緑地の階段2
写真2

そんなわけで中に入ってみるとやはりここは崖地ということで、階段だらけでしたね。(写真2)
しかも前述のとおりの昔ながらの緑が残る。
ちなみにこのあたりには、上記の案内板によると、ヤマブキやシラカシなどが自生しているみたいですね。 
それにしてもかなりの急階段でした。

成城三丁目なかんだの坂市民緑地の階段3
写真3

こちらは、上記の案内板によれば、サザンカが自生しているあたりの階段風景ですね。(写真3)
写真2の階段をさらに下った場所にあります。
奥にベンチもあったり、昔ながらの崖線の雰囲気がわかりやすいかなという気がしてぱちりと。

ちなみにこの階段などは、むかし、所有者の方がもともとの斜面林を生かして作った階段ぽいですね。そしてそれをいまは市民緑地として引き継いで管理しているということみたいです。

それにしても成城のあの高級住宅街のすぐそばにこんな場所があるとはやはり驚きですね。
いろいろ調べてみると、このような国分寺崖線に残る斜面林はやはり貴重な存在のようですしね。
管理されている方々には頭が下がる思いです。

ということで、今回はこんな感じです。

地図
世田谷区成城3

関連リンク:
→ なかんだの坂(NO.359)/世田谷区 /富士山も見える成城の坂道 / 東京坂道さんぽ
→ せたがや百景のひとつ、成城3・4丁目の崖線(とある街の風景314)  / 東京坂道さんぽ